下間整骨院での慢性痛の治療方法
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神経の知識をお持ちで無い方には、多少、難しい文章になっていますが何となくでも御理解頂ければと思います。
慢性痛の説明についてはコチラを御覧ください。
慢性痛の原因、正体
慢性痛の主な情報源は患部に掛かる負担を動きを管理する脳が、大袈裟に作り直した感覚情報です。
動作や動きの中に必ず負担はあります。
慢性痛(腰痛など)が発生しているとき、運動管理をしている脳は、負担を大袈裟にするため、脳自らが筋肉に出す指令を変化させています。
これが、筋肉の過緊張であったり、筋力低下であったりします。
動作中に起こる筋肉の働きの異常は、即座に周辺(主に関節)に加わる負担の量を大きくします。
その信号が、運動感覚の処理を担当している脳の場所に到達すると、痛みを感じる脳の場所(意識)にその情報を伝えようとします。
そこで、意識に痛みが発生すると、今度は、意識の脳からの指令も相まって、更なる筋肉の働きの異常を起こさせます。
この悪循環が、慢性痛(腰痛など)が解消しにくい真実です。
慢性痛の解消法とASC他動的運動療法
慢性痛発生の悪循環を止めさせるしか慢性痛を取り除く効果的な方法はありません。
ASC他動的運動療法は、この慢性痛発生の悪循環を訂正するために考え出された特殊な運動療法です。
それでは具体的な慢性痛解消論を少し難しいですが記していきます。
慢性痛の治療方法を創る上での重要な考え方
まず、”運動管理の脳は、患部のトラブルを意識の脳に伝えようとして痛みの悪循環を作り出している”ということは、疑う余地はありません。
ただ、何を持って運動管理の脳は、患部のトラブルを認識しているのでしょう?
一つの要因としては、患部の組織が破壊された(怪我をした)という情報です。(一次痛と呼ばれ、瞬間の鋭い痛みとして感じます)
もう一つの要因としては、普段と違う感覚情報が入ってきたという経験だと思われます。
この場合、怪我をした情報は一時的ですし、炎症が起きた場合でも、よほど激しい組織損傷が無ければ、特別な要因がない限り、1月も続かないでしょう。(炎症は、炎症物質が関わる反応ですから継続させる要因が無ければいつまでも続きません)
ですから、慢性痛に最も影響を与えている要因は、組織が壊れるかも知れないという情報が大きく入ったか、繰り返された(繰り返されている)ことでしょう。
ここに慢性腰痛を始めとした多くの慢性痛を改善させるための重要な要因があります。
慢性痛を治すポイントと私の治療の工夫内容
それは、運動管理の脳が受け止める、”組織が壊れるかも知れない”という情報の正体が、関節の周辺組織から送られる動作中の力(負担)の量を現す感覚情報だということです。
動作中の関節周辺からの普段と違う力(負担)情報さえ少なく出来れば、運動管理の脳は、その判断基準を「動かすと組織が壊れるかも?」というところから「動かしても問題ない」と変えてくれる可能性は充分にあります。(実際にそうなります!)
動作中の力情報は、普段の動きでは、慢性痛の悪循環が邪魔をして、力情報自体を少なくすることは難しいと考えられます。
そこで関節の構造や、動きの連動性を考慮しながら、関節周辺からの力(負担)の情報が少ない動作情報を脳の運動予測や反射という機能を利用して、私が患者さんの身体(神経活動)の中に作り出します。
これが、ASC他動的運動療法という手技です。
ですから、受けて頂く患者さんの負担は皆無ですし、施術中の感覚も殆どありません。
実は、そこが技術力なんですけどね(^_^)
慢性痛でお悩みの方は、奈良県香芝市の下間整骨院に御相談ください。