股関節の痛みで歩くと辛い症状の分析

股関節の痛みの特性

股関節は、比較的痛みの出にくい関節です。

 

股関節の痛みは炎症が原因となっていることが多く、

その痛みは、股関節の前面から外側に掛けて出ることが多いです。

 

股関節近くのお尻のみに痛みが出る場合、その殆どが、坐骨神経痛です。

 

また、鼠径部のみに痛みが出ることも

股関節自体の傷病の可能性は低いです。

股関節で炎症が起こる原因は、

捻挫と構造上の問題の2つに分けることが出来ます。

 

例外的に細菌感染等も有りますので

安静時や夜間にウズキがある場合は、

必ず医師の診察を受けるようにしましょう。

股関節の捻挫や骨折などの怪我について

股関節の捻挫の発生は、

太ももが大きく外側に急に開かれる様な動きが起こった時や、

溝に片足を落とす等の極端な衝撃が股関節に加わった時に起こります。

 

しかし、その発生頻度は、足首や膝の捻挫に比べて多くは有りません。

 

股関節の怪我は、

骨盤の剥離骨折や腱の損傷、断裂を

伴うことも有りますので注意が必要です。

 

腱の損傷や断裂、剥離骨折は、

お尻の膨らみの少し下の坐骨結節や

骨盤の前の出っ張りの下にある上前腸骨棘

という場所でよく起こりますが、

痛みの発生の瞬間がはっきりとしていて、

非常に強い痛みが発生直後から有りますので傷病予想は容易です。

股関節の構造の異常に関連する痛みの原因や病態と対策

構造上の問題には、

股関節の変形と

受け皿が小さい臼蓋形成不全、

先天性股関節脱臼、

大腿骨頭壊死、

小児のペルテス病などがあります。

 

いずれもレントゲン検査で判断出来ますので

股関節に痛みを感じた場合、

まずは、レントゲン検査を受け

医師の診断を仰ぐようにしましょう。

 

下間整骨院に来て下さった患者さんに対しても、

例え経過が良くても検査を受けておいて頂くようにしております。

 

検査で治る訳では有りませんが、

股関節に関しては、重篤な疾患がある可能性もあり、

また、変形を起こしていると

例え、私が治療で痛みを取り除いても、

変形自体は緩やかな進行性の傾向が強く、

定期的経過観察が必ず必要となります。

 

歩けない股関節の痛みについての疑問も

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