運動反射と他動的運動療法の利点を活かした運動痛の治療

前回のブログの続編です。

運動性の反射

反射とは、本人の意識とは関係無く

特定の刺激(出来事)に対して起こる

決まった形式の身体の変化や反応のことです。

 

例えば、

『レモンを見ただけで唾が出る』

『膝を曲げた状態で
お皿の骨の少し下を軽く叩けば
膝から下が蹴る方向に少しだけ動く』

などの本人の意識を介さないで起こる

定形化された様式の反応です。

 

このような反射の中でも

身体を動かす筋肉の働きと

関連性を持つものを

運動性の反射(運動反射)と言います。

運動反射を導く他動的運動療法

私の行っている施術は、

運動反射という身体に本来備わっている

自然な働きを利用した方法です。

 

私が行う運動反射の導き方は、

一般的なストレッチの様な行為であったり、

レモンと唾液の関係ような

同一条件の繰り返しによって身についた反射

を利用する方法など、多種類あります。

 

しかしながら、

それによって私が求めているものは、

一つだけです。

 

それは、運動している状態を

患者さんの身体に作り出すことです。

 

その運動状態は、

私の加える手技によって導かれ、

成立しています。

 

したがって、

私が手技で作り出した運動状態の

色々な要素(特に力の条件)を

私が思う通りに調整することができます。

 

しかも、

身体にとって何の害もありません。

 

患者さんの身体を

患者さんに代わって

施術する者が動かすような運動療法を

他動的運動療法と呼びます。

 

私の用いる他動的運動療法は、

その中でも特殊な方法で成り立っています。

 

その特殊な方法とは、何度も言いますが、

運動反射を利用して運動状態を作り出し、

その時出来た運動状態を

私自らの手技(力加減や方向調整)

によって調整することが出来る

という点にあります。

 

更に、

手技で作り出した運動状態を

患者さんの運動管理に関わる脳の領域

受け入れているかどうかを

患部周辺の筋力量(抵抗感)から

感じ取り、常に微調整しています。

 

具体的には、

患部周辺の筋力量は、

手技療法中の私の手に

抵抗感として伝わります。

 

その時の抵抗感の良し悪しを

決める(判断する)指標を

私は長年の経験から得ています。

 

また、

長年の臨床経験によって、

服の上からでも、

目で見て関節の動きの良し悪しや

施術中の患部周辺の筋肉の働きの良し悪し

(脊髄や脳の反応)を見極めることが出来ます。

 

その特技は、

多くのスポーツ障害の治療にも

利用しています。

 

運動管理に携わる脳が下す

手技に対する評価を

手技を行っている時の

筋肉の働き内容を指標として

感じとることが私にはできます。

 

この様なテクニックが

他では真似できない

私の施術の最も大きな特徴です。

 

私オリジナルのASC他動的運動療法は、

施術中の筋肉の働き内容
(現在の運動状態への脊髄や脳の反応)

に合わせた運動力学的調整をすることで
(連動性・強弱・方向を調整することで)

運動の持つ有効性を自然な形で

最大限に活かすことができる手技療法です。

運動の持つ痛み対策としての
利点を引き出す方法

前回のブログで書かせて頂きましたが、

運動には運動機能に関わる痛みを

和らげる効果があります。

 

同時に痛みを憎悪させかねない

欠点もあります。

 

運動することが持っている

痛みへの対策としての利点は、

運動行為の欠点を

取り除くことで最大限発揮されます。

 

運動の利点が

欠点に邪魔されずに発揮された時、

その効果は、非常に大きく現れます。

 

その具体的な方法は、

今起きている運動状態を

運動管理に関わる脳の領域

許容するような運動状態を

作り出すことです。

 

そして、

運動状態が

脳に許容されているかどうかを

見極めることです。

 

ここで最も重要なことは、

運動管理を行っている脳の領域

現在の運動状態が許容されるように

調整できる手段があることです。

 

私の考案した

ASC理論に基づく他動的運動療法は、

上記の要素をすべて持っている

特別な運動療法です。

 

動いた時の痛みは、

その動きの状態を現す運動感覚です。

 

運動感覚を創る基になるのは

脳の運動状態への評価です。

 

(無意識下で行われる)脳の運動への評価が

『身体にとって害のないもの』となれば、

身体に害がある時の感覚である

痛みという感覚は、

運動感覚(身体感覚)の中から無くなります。

 

痛みの直接的な情報源である炎症も、

患部への負担を掛けることのない

私の施術(ASC他動的運動療法)であれば、

運動効果の利点である

炎症を抑える作用

が強く働いて解決します。

 

そのような抗炎作用が、

実際に起きているかどうかを

確かめるための指標も、

私は手技中の筋肉の働き内容から

感じ取ることができます。

 

当然、

その問題を解決する方法も

身につけています。

 

取れない痛みでお困りの人は、

奈良県香芝市の下間整骨院に起こしください。

また、メールでのお問い合わせ
お気軽にどうぞ。

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