膝に水が溜まるのは、膝の関節に炎症が起きているからです。
膝に水が溜まるのは、膝の関節に炎症が起きているからです。
今回のブログは、膝に水が溜まる理由についてです。
膝に溜まっている水の正体は?
膝に溜まっている水は、
膝の関節内に元々ある関節液です。
この関節液と呼ばれる液体成分は、
血液の液体成分(血漿)に
ムチンなどの粘り気を持たせる様な成分が
混入されて作られています。
膝の関節だけでは無く、
どの関節でも
関節包という膜で
覆い囲まれたスペースの中が
関節液という液体で満たされています。
『膝に溜まっている水』とは、
関節液が関節包の外側(の予備スペース)に
漏れ出したものです。
関節の基本構造の簡単な説明
関節は、二つ以上の骨の連結場所です。
この連結場所は、
関節包(カンセツホウ)と呼ばれる
袋状の組織で覆われていて、
関節包に囲まれた空間を
関節腔(カンセツクウ)といいます。
この関節腔という空間が
先ほど説明した関節液で満たされています。
膝の関節包には、
関節腔とは別の袋状のスペースが
関節包の外側に複数あります。
関節液の役割
関節液は、
関節を動かした時にこすれ合う
大腿骨と脛骨との関節面(関節軟骨)
での摩擦抵抗を減らす役割をしています。
また、
関節面にある関節軟骨は、
関節液から栄養を取り入れています。
関節液には、
常に新しい液体成分が血管から供給され、
供給により余剰となった液体成分は、
組織液(リンパ液)へと排出されていきます。
膝に溜まる水は何処に溜まっている?
膝の関節包には、
その外側に袋状の予備スペースが
大小合わせて10数箇所あります。
この予備スペースに
関節液が溜まっている状態を
膝に水が溜まっていると言います。
どうして膝に水が溜まるのか?
膝に水が溜まる最大の理由は、
膝関節に炎症が起きているからです。
炎症は、
液体成分(血液やリンパ液)の停滞を招きます。
同時に、
炎症の起きている場所周辺に
血液を呼び込む働きがあります。
液体成分の流れが停滞している場所に
血液が多く集まると
血管から液漿成分が多く漏れだし、
組織液(細胞と細胞の間を満たしている液体)
の中に液体成分が多く溜まって、
いわゆる[腫れ]を招きます。
それと似た状況が、
炎症時には、関節腔(関節液)でも起こります。
関節腔に溜まっている関節液の量が増えれば、
関節腔の中の液体による圧力が大きくなり、
その影響で、
関節腔内に余分に取り入れられた関節液は、
外側の予備スペースに漏れ出します。
外側の予備スペースに漏れ出して
皮膚表面からでも
その膨張が判るようになった状態を
『水が溜まっている』と表現されるのです。
膝関節に水が溜まる最大の原因は、炎症です。
膝関節の関節腔の中に
余剰な関節液が
沢山作り出されている理由は、
炎症が起きているからです。
炎症が関節で起きる理由は、
ウイルス感染や関節リュウマチ
などの免疫反応と
関節組織の物理的損傷(関節の傷)の
2種類に大別することができます。
免疫反応は、私の分野外ですので、
説明は割愛させて頂きます。
関節組織の物理的損傷については、
次回のブログで書いていきます。
因みに、
私の施術によって、
膝に溜まっている水を引かせる事は、
そんなに難しい事ではありません。
もちろん、
パーフェクトではありませんが、
施術で膝の水が引かない例は、
10人に1人も無い位です。
膝の関節に水が溜まったら
奈良県香芝市の下間整骨院に御来院ください。
私と私が教育した者以外、
他では絶対に真似が出来ない施術を提供しています。
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