ぎっくり腰や腰痛の自分でできる予防方法

ぎっくり腰や腰痛の自分でできる予防方法

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ぎっくり腰や腰痛の大きな要因である筋肉の行き過ぎた緊張を意識的に緩和する予防方法をご紹介します。

ぎっくり腰と筋肉の行き過ぎた緊張との関連性

ぎっくり腰は、精密に管理調整されている筋肉の働きが、一瞬、調整が効かない状態になり、身体を支えられなくなって起こります。

その時、上半身の体重が腰の関節に乗ることで捻挫に似た状態になります。

本来、上半身の体重を受け止めて安定させる能力は、脊椎の骨格構造(関節)にはありません。

筋肉とその筋肉を管理調整している神経組織の働きによって、体重や身体に加わる力の殆どは受け止められコントロールされています。

その神経と筋肉の働きが、何らかの理由で異常を起こした瞬間にぎっくり腰は起こります。

何らかの理由には、疲労や椎間板ヘルニアなどの骨格構造上の異常、炎症や血行停滞などの組織的変化といった様々な要因が考えられます。

ですが、先のどの要因も、それぞれの状況が余程酷いものでない限り、ぎっくり腰を起こす前に意識出来ることはありません。

ところが、ぎっくり腰を起こす人の多くは、腰部周辺の筋肉に行き過ぎた緊張状態がある人が多いのです。

この筋肉の行き過ぎた緊張状態が、ぎっくり腰発生の前兆、つまり、神経と筋肉の働きが異常を来す前触れだと考えれば、その状態を改善できれば、ぎっくり腰を予防することが出来ると考えられます。

実際に私自身がその改善方法を自分で行うように心掛けてからは、2年に1度は起こしていたぎっくり腰を起こすことがなくなりました。

腰痛と筋肉の行き過ぎた緊張との関連性

筋肉の行き過ぎた緊張と痛みに関しては、以前にブログで記事にしています。

そこでも記しましたが、腰周辺の筋肉の行き過ぎた緊張は、腰の関節に加わる力を本来の正常な時の力量以上の量にします。

それが、運動感覚に反映されると腰痛という運動感覚になる大きな要因となります。

その行き過ぎた筋肉の緊張を神経の働き内容から変えて痛み取り除くのが下間整骨院のASC他動的運動療法です。

その経験から、筋肉の行き過ぎた緊張を運動状況の中で正常に戻すことができれば、その姿勢や運動の中での痛みは大きく改善されます。

ただし、運動の調整、特に個々の筋肉の働きの細やかな調整は、本人が意識で行うことは難しく、特に痛みがある状況下では一層困難です。

そこで私のような他動的運動療法を使う者の存在価値があるのですが、予防という方法であれば、私自身も実際に行っている”意識的脱力”という行為によって筋肉の行き過ぎた緊張を緩和することができます。

意識的脱力とは?

意識は、複数の事への同時関与が困難です。

運動や筋肉働きについても例外ではありません。

しかも、意識が出来る調整は、個々筋肉(場所)については、力むか脱力かです。

そして、筋肉の働き内容は、どの動き、どにような角度、といった個々の運動場面に合わせて現れます。

しかも、その特定の運動状況で現れる筋肉の過緊張は、その運動状況での問題や痛みと深く関わっています。

ですから、腰痛を起こしやすい動作を想定してその運動姿勢を作り、その状態で腰部の力みを意識的にその運動姿勢を維持出来るギリギリの筋力量まで脱力します。

それを20~30秒続けることで、その運動姿勢での行き過ぎた筋肉の緊張を正常状態にリセットすることができます。

もちろん、日々の生活で、また筋肉の働きに異常が生じることも十分に考えられますので日々の日課としてください。

意識的脱力をぎっくり腰や腰痛対策として行う場合、私がお勧めなのは、壁に手をついての中腰姿勢です。

最も理想的なのは、御自分で腰周辺の筋肉が過緊張状態にある動作姿勢を見つけその状態で意識的脱力を行うことです。

この時、手を壁などについて上半身の体重を支えた状況で行えば脱力行為がスムーズにできます。

 

よろしければお試しください。

反響があるようでしたら、いずれ、現在出版中の電子書籍に加えて出版したいと思いますのでコメント欄に御意見や御感想を残してください。

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