寝違えなどによる首が回らない痛みや首から肩にかけての症状の分析

首の痛みや首から肩にかけての痛みは、

頚椎の構造上の問題と使い方の

2つの要因が関わって起こっている事が多いです。

頚椎の構造上の問題に伴う症状と神経痛

構造上の問題としては、

椎間板ヘルニアや頚椎症と言われる

神経障害を招く様な傷病が挙げられ、

この傷病による首の痛みは、

肩や腕、肩甲骨周辺などに

痛む場所がはっきりとしないような痛み、

いわゆる神経痛を伴う事が多く有ります。

 

首由来の神経痛は、殆どの場合、

首の後屈(上を見上げる)動作で即座に悪化します。

 

また、深くうつ向く、強く首を回すなど、

首の動きを最大に使うことも症状悪化に繋がりますので御注意ください。

 

決して我流のストレッチなどされないようにお気をつけください。

 

また、頚椎においても脊柱管狭窄が発生する事もあり、

その影響は、両腕はもちろんのこと、悪化すれば両足にも現れます。

 

症状の特徴としては、

筋力低下という形であることが多いと

複数の治療経験から私は感じております。

作業が続くと痛むなど、首の使い方によって現れる痛みとその理由

使い方が問題で起こす首の痛みの特徴は、

長時間に渡る同一姿勢の作業(静荷重)が

痛みに関わっていることが多く、

これこそまさに、私が常日頃から訴えている

関節への力学的負担に反応した

筋肉によるブレーキとそれに伴う痛み

の典型的な例ではないでしょうか。

 

酷くなれば、首の動きが極端に制限され、

動きに伴う痛みも非常に強く現れるようになります。

 

寝ている間に

このような状況を作り上げられた傷病が、いわゆる、”寝違え(寝違い)”です。

 

頚椎は体幹から外に突き出した、腕や脚と同様の配置状態にある部位です。

 

また、腕や脚に比べ、

先端に、体幹との接続部である首よりも大きな

頭部(顔面部を含む)という構造体を持っています。

 

テコの原理から言えば、

この事が首に与える力学的影響は非常に大きいと言えます。

 

従って、動きに対する調整上のトラブルが起これば、

動き自体にブレーキをかけようとする

運動管理の脳の働きがその他の身体部位よりも、

強く、はっきりと出ることが多いのです。

 

合わせて、動きに対する感覚的抑制

という意味での痛みも強く鋭いものであることがよくあります。

 

この特徴が寝違いという傷病を作り出しており、

また、同類の調整作用が腰で起こったものが、ぎっくり腰です。

 

首の痛みも下間整骨院に御相談ください。