腕の痛む場所や疼く範囲や理由からの原因分析
腕=上腕は、疼きの範囲や痛む場所で傷病予想がしやすい場所です。
上腕二頭筋長頭腱炎と上腕二頭筋長頭腱断裂の症状と特長
肘を曲げるような動作で肩関節に近い上腕の上の方が痛む場合、
上腕二頭筋の腱で炎症を起こしている可能性が高いと思われます。
この状態を上腕二頭筋長頭腱炎と言い、ひどくなると腱自体が切れて、
肘を曲げる動作をすると力コブの位置が通常よりも下に下がって来ます。
中高齢者では、前兆なく、一度の動作で突然長頭腱が切れてしまうこともありますが、
上腕二頭筋は長頭腱と短頭腱の二つの付着部を肩甲骨側に持っていますので、
肘を曲げる動作の筋力が少し落ちる程度ですみます。
腕に出るライン状の痛み、神経痛の特長
上腕は、比較的はっきりとした原因があって痛む事の多い場所です。
理由なく、腕の外側にラインを引いた様な痛みが出る時は、
首からの神経痛である可能性が高いと思われます。
痛みと同時に感覚の異常が有ることも多く、
また、筋力の低下が、腕や肘、手の指などに起こることも有ります。
多くの場合、首を後方に反らせると腕の痛みや痺れが強くなる傾向にあり、
神経痛かその他の痛みかの区別の基準とすることができますが、
症状が悪化して取れなくなることも有るので、自己確認は、避けた方が無難です。
腕の骨折について
怪我をすると骨折を起こすことが多い場所でもあり、
上腕骨の上の方(上腕骨頚部骨折)や肘の近く(上腕骨顆上骨折)は、
転んで手や肘を着くと折れやすい場所です。
腕の痛みや疼きの御相談もお気軽に下間整骨院へどうぞ。