深部の毛細血管の循環が炎症改善の鍵です。

血管は、血液を運ぶ通路です。

血液は、酸素の運搬や栄養源の運搬、
廃棄物の回収、体温の維持など、
生命維持に欠かせない液体です。

炎症と血液循環

炎症が起こると、
血液循環は、停滞します。

炎症がある場所での停滞状況は、
細い血管であるほど明らかです。

特に毛細血管と呼ばれる細い血管では、
腫れによる圧迫や
炎症性の血管収縮物質の影響で
血液の流れが明らかに悪くなっています。

このような状態が長く続けば、
毛細血管よりも更に細い血管が
数多く作られます。

ところが、
炎症に伴う毛細血管での血液循環不良が
解消されなければ、
毛細血管より更に細い血管は発達せず、
正常な働きをしない血管のままでいます。

結果的には、
ここでも、血液の停滞が起こります。

血液の停滞による影響

血液の停滞が起こることによって、
炎症性の発痛(痛み)物質は、
遠方へと運ばれることなく、
炎症が起きている局所に溜まります。

同時に、
痛みを伝える(発痛物質を感知する)
組織である神経組織の末端(感受部)は、
枝分かれして増えていきます。

炎症性発痛物質の局所的な蓄積と
感受部位である神経末端の増加は、
少しの変化(負担・動き)に対しても
痛みを感じる過敏性状態を導きます。

痛覚過敏性の影響

痛みの過敏性は、
筋肉の緊張度合いを不必要に高め、
この不必要に高まった筋力によって、
関節への圧力が増します。

このような病態が数ヶ月続けば、
関節軟骨は大きく擦り減ります。

関節軟骨の擦り減りと炎症

関節軟骨の擦り減りは、
関節変形の基になるだけでなく、
炎症を長期化させる要因になります。

この悪循環を絶たなければ、
一生痛みと付き合うか、
手術かの2択になります。

炎症の悪循環と運動と血流

炎症の悪循環を絶つ方法は、
深部で起こっている血液循環の停滞を
解消することにあります。

身体(関節)の深部起こっている
血液循環不良を毛細血管レベルで
改善させることができる方法は、
運動(筋肉の活動)だけです。

ただし、
運動している時に痛みを感じると
周辺の筋肉の緊張度合いは必要以上に
高くなります。

そうなれば、
運動によって、関節軟骨は傷付きます。

つまり、
炎症の切っ掛けとなる
廃棄物を作ることになります。

それでは、
炎症と血液循環不良との悪循環が
解消できません。

炎症とASC他動的運動療法

私が用いるASC他動的運動療法は、
炎症と血液循環不良との悪循環を
意図的に解消することができます。

その理由は、
身体にとっての【負担の無い運動状態】
を作り出すことができるからです。

痛覚過敏性という状況があれば、
運動状態での身体に加わる力学的条件は、
その殆どが痛み感覚に創り変えられます。

力学的条件は、
本来、力学的感覚になります。

力学的感覚は、よほど強く無ければ、
怪我をするような方向の力でない限り、
意識することさえ、普段はありません。

ところが、
痛みという感覚に創り変えられれば、
当然、意識され、苦痛となります。

同時に、
筋肉の働きを悪くしたり、
関節運動の滑らかさが奪われる等、
炎症を促すような要因を導きます。

この痛覚過敏性への対策を
手技の技術に織り込んだ運動療法が、
ASC他動的運動療法という
特殊な運動療法なのです。

ASC他動的運動療法は、
私の20年以上に渡る、
施術結果を中心とした研究によって、
造り上げることができた、
他には例の無い方法論を持つ
痛みへの治療手段です。

御興味があれば、
奈良県香芝市の下間整骨院まで
お越しください。

お問い合わせからの御相談も
お気軽にどうぞ。

どんな状態でも、絶対に改善させる
とまでは言いませんが、
相当に数多くの例で、
良好な効果を出せています。

皆様からの御予約を
お待ちしております。
0745-78-5819

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