身体バランス(上半身の姿勢)と腰への負担(腰痛)との関係

身体バランス(上半身の姿勢)と腰への負担(腰痛)との関係

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今回は、構造上は、非常にアンバランスであるとされる人体がそのアンバランスな構造を上手く使いこなすために持っている姿勢維持(バランス)機能と腰への負担との関係について書いていきます。

人類が行動特性として獲得したもの(余談です)

人の行動は、多くの場合、2足起立状態が基本となっています。

人類は、2足で立った事で腕の自由を獲得し、道具を使ったり、細やかな手指の作業ができるようになりました。

また、2足での行動や動作は、自由になった腕以外にも行動上のとても大きなものを獲得しました。

それは、身体行動においての不安定性です!

獲得したと評したものが不安定性だという私の言葉に少し驚かれたでしょうか?

不安定とい言葉は、人の行動について用いられる場合、倒れるなど、人体への悪い影響を連想させる言葉です。

ですから、その不安定性が人の行動に混入するということは、普通に考えて獲得というよりは、損失と表現すべきかも知れません。

ですが、実際には、行動に不安定性が混入されたことで損失以上の大きな利益を人類にもたらしたのです。

また、2足起立は、行動という面からの利益もありました。

それは、動きの多彩性の獲得です。

特に水平方向の回転をそこから得られる遠心力の利用という形で使いこなせている生き物は、人類以外にはほぼいません。

行動という面以外にも、倒れないようにバランスを取るという行動調整は、脳に動くことへの大きな課題を与える事となり、その結果、人類の脳は、膨大な運動情報の処理が出来るようになったと言っても過言ではありません。

膨大な運動情報処理の作業内容の多くは、動くことで起こる身体感覚情報の変化を判別し、対応することです。

つまり、脳に入ってくる感覚神経からの情報を処理する能力が発達していったということです。

これにより、人類の学習力=脳に入ってくる情報処理と集積が他の生物には見られないほどの発達を遂げていったことは、ほぼ間違いのない事実でしょう。

今回のブログテーマも2足行動によって余儀なくされた行動の不安定性に深い関わりがあります。

上半身が前のめりに倒れる方向の力の影響

すでに説明させて頂いた通り、2足での行動は常に不安定性を秘めています。

不安定な状況であっても倒れないで行動出来るのは、運動を無意識下で管理している脳・脊髄とその指令を受けている筋肉による運動調整があってこそです。

地面との接地面積が広くなるほど、または、物体を効率的に支える接地面が複数になるほど物体の安定性は高くなります。

仮に、人の2足行動のように物体と地面との接地面積が限定されていれば、物体の接地面中心付近からの垂直線に対し、その物体の体積配分が、対照的に均等に配分されているほど安定性は高くなります。

逆に体積の均等な配分関係が崩れるほど不安定になる傾向にあります。

つまり、上の法則性に従えば、股関節や腰を曲げての前のめり姿勢(お辞儀のような姿勢)は、人の起立姿勢を不安定にさせているということになります。

このような不安定性を是正して起立姿勢を維持しているのが、前のめりの上半身が倒れていく方向とは逆方向の力を作り出し、上半身を引っ張っている身体の後ろ側に配置された複数の筋肉です。

その複数の筋肉が上半身の前下方向への倒れ込みを阻止するために現している筋力は、同時に、その筋肉が跨いでいる関節に圧力を加える事になります。

このような自分自身の筋肉由来の圧力が腰の関節や椎間板に掛かり続けることが運動を管理する脳の領域に腰痛という感覚を創り出させる要因となることが多々あるのです。

筋肉の過緊張と痛みとの関係については⇒コチラをクリックしてお読みください。

また、一度起こった長時間に渡る姿勢維持の為の筋力発揮は、その筋肉の普段の緊張度合いを変化(過緊張)させる事が多く、その様な状況下では、不安定な要素が少ない動きであってもその筋肉が跨いでいる関節に通常以上の圧力を掛け続けてしまいます。

それが長く続けば関節面の軟骨は摩耗し、炎症や関節変形を引き起こしてしまいます。

このような経過を未然に防ぐ最善の方法は、行動や姿勢という人体の物理的表現を行う上でバランス(安定性)という要素を重要視した人体表現を心掛けることです。

次回のブログでは、人体表現の安定性=身体バランス の重要性について書いて行きたい思います。

身体使い方についても下間整骨院にお気軽に御相談ください。

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