膝の裏の痛み、膝の内側の痛み、膝の外側の痛み、痛む理由と対策

膝の痛みは、痛む場所によって、
ある程度の原因が想像出来ます。

膝裏の痛みの原因予想

膝の裏に痛みがある場合、
半月板を傷めている可能性があります。

半月板の傷は、大きな力が掛かって
出来るだけではありません。

膝関節に変形がある人は、
多くの場合、歩く動作だけでも
膝を水平方向に捻る力が大きく掛かっています。

半月板は、
水平方向の捻れが加わり続けると
裂けるように傷つくことがあります。

この状態を
半月板の偏性(へんせい)断裂と言います。

ただし、
半月板には、感覚を伝える神経が
入っていません。

ですから、
小さな傷であれば、炎症も少なく、
半月板が痛いようには感じられません。

ところが、
脳は、半月板周辺からの神経の信号で、
傷が有ること(何らかの異常)に気付けば、
傷口が広がるような圧迫や捻れを
無意識の内に避けようとします。

その現れの一つが、
痛みという感覚であり、
一方では、
筋肉の過緊張という運動制限としても
表現されています。

では何故、
膝の裏側に痛みが出やすのでしょうか?

半月板損傷が
膝の裏側に痛みが出やすい理由

膝の関節の前側にも、内側、外側にも
筋肉(筋腹)は無く、
筋肉の端である腱や靭帯が有るだけ
という構造特性しているからです。

神経痛に代表されるような
投影型の痛みは、筋肉(筋腹)に出る傾向があります。

神経が入り込んでいない半月板に
出来た傷が原因となる痛みは、
投影型の痛みだと考えられます。

ゆえに、
膝の裏側にある膝窩筋という筋肉に
痛み投影されて膝裏痛いと感じる
ことが多いのだと思われます。

急性外傷の膝の痛みの特長

同じ半月板の傷であっても、
急性外傷のように、
一度に強い力が掛かって出来た傷は、
半月板や半月板以外の組織
(感覚神経を含んでいる組織)も傷つけており、
傷ついた半月板以外の組織からも痛みが
でます。

この場合、
膝を動かす時の痛みが
膝の関節の内側や外側に
出ることも少なくありません。

その時の痛みは、
膝の関節の溝(関節裂隙)を中心に出ています。

膝の内側に痛みを感じる理由

次に膝の内側や外側の痛みのお話しです。

人の脚の構造から、
立った姿勢では、
膝は外側に比べて
内側に負担が大きく掛かっています。

ですから、
人の動きの中で膝に”好ましくない力”
が加わり続けると、
その好ましく無い力の存在を
意識に伝えるために
好ましく無い力が最も強く加わっている
膝の内側に痛みを感じる様な
脳内の感覚処理が行われるのです。

膝の外側に痛みを感じる理由と原因

膝の外側に出る痛みも
捻挫などの怪我を除けば、
内側に出る痛みと同じ脳の働きで出ています。

人の動作において、
内側よりも負担が少ないはずの外側に
痛みが出る場合、
X脚や内股歩きなど、
特異な動き方が痛みを感じる理由として
関わっていることが殆どです。

膝関節周辺に感じる痛み治す方法

急性の怪我である場合を除き、
膝の痛みへの対策には、
原因となっている動きの修正が絶対条件です。

ただ、
原因動作を修正することも難しく、
また、
原因動作を見つけだすことは更に困難です。

その上、
運動制限としての筋肉の過緊張は、
脳からの指令で起こっているので、
揉んでも押しても根本的には解決しません。

筋肉の過緊張を是正するには、
脳から筋肉へと伝えられる信号そのものを
変える必要があります。

もっと言えば、
脳が筋肉に過緊張指令を出すための
判断や基準を変えなければ、
本当に治す事は出来ません。

当然、
薬やサプリ、電気や温熱には、
絶対に不可能です。

膝の痛みも下間整骨院に御相談ください。

フォロー宜しくお願いします


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