膝の痛みや腰痛に関連する股関節の動きを狭める原因

膝の痛みや腰痛に関連する股関節の動きを狭める要因

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人は直立二足歩行を滑らかに行える唯一の生物です。

二足歩行というだけであれば、猿にもゴリラにも出来ますし、跳ぶという移動手段であればカンガルーにも二足での移動は可能です。

直立で二足歩行を行う人の移動手段は、他の多くの生物と比べても相当に異質です。

その異質さの理由は、直立姿勢を維持することの難しさにあると思います。

また、カンガルーは、二足(+尾っぽ)で立てたとしても二本の足での起立という状況でスムーズに歩くことは不可能です。

猿も二本の足のみでも歩行は出来ますが、手を着いた四本手足歩行の方が速く、スムーズに歩けます。

人の行う直立二足歩行は、人特有の動作形態と考えて良いでしょう。

二足歩行によって、人は、手の自由を得ました。

それだけで無く、直立しての二足歩行は、更に人類に大きな利点を与えました。

それは、立位姿勢を基本とした多彩な動きです。

猿もカンガルーもリスも手を使うことが出来ますが、人のようにボールや槍(棒)を遠くに投げたり、剣や包丁を使ったりという手と道具が一体となったような動きはできません。

また、片足軸の回転や片足を使った蹴る動作も人以外にはできません。

このような立ち姿での多彩な動作は、構造的な特長と立つということへのバランス修正能力が備わっていてこそ出来ることです。

構造的な特長として特筆すべきことは、足裏面積の小ささと股関節の動きの範囲の広さです。

双方とも猿と比較しても人の方が体に対する足裏面積は小さく、また、股関節の可動域も人の方が大きくできています。

これらの構造特性は、実は、立つということには不利です。

足裏という支持面の小ささが物体の直立に不利であることは当然です。

そして、股関節の動きの広さも動くという要素が不安定性の基になります。

ところが、不安定であることや倒れやすいということが、そして、支持面を左右2つ持っていて、片足でも直立可能という能力を持つことで、様々な道具使用動作や一軸回転などの多彩な動作を可能にしているのです。

不安定であることは、倒れるという力を持っているということです。

関節の動きの広さは、その動きをコントロールできれば、多彩な動きを表現出来る要因になります。

一見、不利と思われる人体構造も動きを表現するための力を生む筋肉とその働き内容を状況に応じて調整できる神経組織の発達により、立位動作を行う上で大いなる優位性を示す要因となっているのです。

ですが、言い換えれば、足裏面積の小ささや股関節の動きの大きさは、筋肉や神経組織の優れた動作調整機能が無ければ、立位姿勢維持には極めて不利な要素です。

運動機能の不備や動作調整機能の衰えは、立位動作の不安定性を招き、転倒の可能性が大きくなります。

転倒の可能性を少なくするには、運動機能や動作調整機能不備を改善させるか、もしくは、動き自体を縮小することが望ましく、前者は困難なことが多いため、そのような状況下では、立位動作の際に猿やカンガルーの股関節の様に股関節の動き幅が狭まる調整が起きています。

その股関節の動きの制限もまた”現状の神経と筋肉の働きによって調整可能な範囲への動作の縮小”という倒れないための動きへの調整結果の一種なのです。

神経組織と筋肉による動作への調整結果としての動きの制限は、関節の変形や関節炎、腰痛や膝の痛みの基になります。

私がここに書いた考え方は、神経組織の働きを利用して股関節の動きの制限を運動状態の中で検出し、改善させて腰痛や膝の痛みを解消してきた経験と神経生理学を中心とした基礎医学の知識との照合によって導いたものです。

ですから、お読み下さった人の多くは、目新しい内容のように思われるかも知れませんが、ここに記載した内容こそ、多くの関節疾患に共通する注目すべき、そして、治すべき真実なのです。

薬学を批判するつもりは有りませんし、必要であれば、手術という選択も重要だと考えています。

自分の方法だけが全てのように論ずる馬鹿になるつもりも有りませんが、私の行っていることは、現在の科学的根拠の確かな医療分野の中に抜け落ちた重要な医療手段であると考えています。

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