腰痛という痛みの簡単解説

腰痛という痛みの簡単解説

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腰痛という痛みについて、分かり易さに徹して書いてみたいと思います。

腰の痛みが現していること。

腰に痛みを感じるということは、痛いと感じる何かが腰にあるということです。

痛みという感覚は、身体(痛む場所)の状態が正常ではないことを現している感覚です。

ですから、腰が痛いと感じるということは、腰に異常な状態があるということです。

腰にある異常の種類

腰にある異常には、大きく分けて3種類あります。

一つは、腰の骨や、骨に付いている付属品(椎間板や靭帯など)の形の異常です。

もう一つは、腰の周りで起きている炎症です。

炎症があるということは、その場所の組織が壊れているということです。

最後に、筋肉働きの異常です。

一つの筋肉の筋力の異常という問題ではなく、腰周辺にある複数の筋肉全体での働き内容の異常です。

腰痛を感じるメカニズム(過程)

腰痛は、脳で感じている感覚です。

脳は、身体から伝わった信号を基に感覚を創る作業をしています。

身体から伝わった信号は、感覚神経(カンカクシンケイ)という神経によって脳に伝えられています。

感覚神経が伝える信号は、いつも、何処からの信号でも非常に複雑です。

その複雑な信号を参考にして、身体の状態が脳によって上手く理解できる(対応できる)内容であれば痛みという感覚は創られません。

ところが、炎症や骨の形の異常、筋肉の働き内容が脳にとって理解出来ないもの(危険なもの)と判断されれば、その感覚神経の信号を伝えた神経が配置されている場所が痛いと感じるようになっています。

腰から伝わった信号を脳が理解出来ない(対応しづらい)内容だと判断すれば腰痛という感覚になります。

因みに、ここで書いている脳とは、人の意識や感覚を創る作業をしている脳の場所(領域)のことを意味しています。

人は痛いという感覚を認識しているだけで、痛いという感覚を創りあげる為に行っている脳の作業行程までも認識している訳ではありません。

ここでいう脳の作業行程とは、感覚神経が伝えてきた身体の状態を現す非常に多くの数の信号を処理している行程を意味しています。

その信号が、普段と違う、または、あらかじめ脳が予想していた信号と違うと痛みという感覚を創り出す事があるのです。

腰痛の原因から考える腰痛を消す方法

脳が腰からの信号が異常だと判断している原因の多くは、あらかじめ脳が予想している正常な時の腰からの複数の信号パターンと違う信号パターンが脳に届く事にあります。

正常とは違った腰からの感覚神経の信号パターンは、先ほど挙げた炎症や骨格変化、筋肉の働き内容の異常が基になっています。

つまり、腰痛を消す決め手は、この異常な感覚神経の信号パターンの基を無くすか、または、脳の正常だとしている基準を変えられれば良いのです。

炎症は、無くせます。

骨格変化を元の状態に近付けるには手術です。

ただし、脳の正常の基準を変えられれば、骨格変化の影響はなくなります。

筋肉の働き内容の異常に関しては、その働き内容を決めているのも脳の一部の領域なのです。

ですから、脳が出す筋肉への指令内容を変えることができれば、痛みの基の一つである筋肉の働き内容を理想的に変えられるはずです。

どうでしたでしょうか?

簡単にとは言いながら、難しい内容になったかも知れませんが、何となくでも理解していただけたでしょうか?

痛みとは、多くの場合、複雑な条件が関わって創られている感覚です。

背骨が歪んでるとか、揉んで筋肉が硬いとか、そんな単純で幼稚なことで説明できる感覚ではないのです。

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