腰痛で前かがみが痛い理由とストレッチの効果や危険性
腰痛になると殆どの例で前かがみが辛くなります。
前屈みが辛くなると、『身体が硬いから柔らかくしないと』と考えられ柔軟体操やストレッチを行う人が少なくないようです。
その行為も効果があることもあありますば、逆に痛みを強くすることもあります。
今回は、腰痛で前かがみが痛い理由を基準にして、ストレッチが腰痛に効果がある時と無い時の違いについて解説していきたいと思います。
腰痛の時、前かがみが痛い理由
腰痛の人の殆どが、前かがみに痛みを感じます。
その最大の理由は、前下方向に倒れようとする上半身を背中や腰にある筋肉が(その筋肉の長さが縮む方向に)力を作り出して倒れないように引っ張っているからです。
腰や背中の筋肉が尺度を縮ませる方向に力を出すと、その影響は筋肉が跨いでいる関節への圧力となります。
この関節に加わる筋肉による圧力が腰痛という感覚に非常に大きな影響力持っています。
痛いという感覚は、脳が患部に加わる力の感覚を変異させて創り出しています。
普段は、さして意識しない身体に加わる力の感覚が、脳によって痛いという感覚に作り替えられているのです。
しかも、創られた感覚ですから、脳の修飾が痛みという感覚には織り交ぜられています。
その脳による修飾作業の中でも患部が壊れそうな力の要素は、そうではない力の要素に比べて痛みという感覚に反映されやすい傾向があります。
前かがみが痛い理由から診たストレッチの効果と注意点
前かがみという動作の感覚の中に腰痛という痛みの感覚が自覚できる時、腰に加わる力の感覚が炎症などの患部条件や動作条件によって、痛みという感覚に変異しています。
その変異した力の条件の中でも腰の関節の動きの滑らかさや身体の重みを上手く受け止めることに関わっている筋肉による力は、その内容次第で痛みを強く弱くもします。
それは単に、強い力みとか筋力が足りないとかの問題では無く、身体の動作状況に合わせた適切な動きができていないということが最大の原因となって痛みに反映されています。
そのような状況下でストレッチや腰痛体操を行うと、そのストレッチや腰痛体操で起こる筋肉への引っ張りがもたらす筋肉の働き内容の変化、つまり、筋力変化がどのような影響を腰痛という痛みの感覚創りに与えるのかが誰にも予想できなくなります。
従って、ストレッチという行為を運動感覚を創る脳がどのように判別するのかによって腰痛が改善されることもあれば、悪くなることもあるのです。
なぜなら、ストレッチや腰痛体操という行為によっても筋肉は、反射という機能を通じて筋力量を変化させるからです。
その筋力量がストレッチ行為や腰痛体操という行為、そして、その行為によって導かれた運動状況が脳にとって適切と判断されるかどうかということがストレッチや腰痛体操の効果を左右するということになります。
現状の運動状況においての筋肉の働き内容(筋力)が適切かどうかは、運動を管理・調整している脳によって無意識下で判別されます。
無意識下で行われる脳による判別なのでストレッチや腰痛体操という行為がどのように判別されるか、また、その確かな基準も明確ではありません。
そこで、私は、腰痛の人にストレッチや腰痛体操をお勧めしておりません。
私の施術も非常に柔らかな弱い力ですが、その行為自体、通常の人の動作と同じく、脳の判別に委ねられた動作であることに違いはありません。
ですが、私は、特殊な方法で脳の運動への審査状況を伺いながらの施術が可能です。
ですから、私の施術行為への脳の判別が適切な運動と見なされているのかどうかが予想できます。
私は、自分の施術中に現される脳による施術への評価を筋肉の働き内容を通じて確認しつつ施術できますので症状を憎悪させることはまずありえません。
そのような臨床経験持つ私から観れば、殆どの腰痛に効くと銘打つ徒手療法は、一か八かの要素が強い危険な行為に思えます。
腰痛で徒手療法を受ける目的で医療機関を受診される場合、くれぐれも御注意ください。
健康関連の体操にも十分に御注意ください。
また、筋力上げようとトレーニングしても痛みは取れないことが殆どです。
筋力つけなさいは、治せない医療側の言い訳です。
御自身の腰痛対策は、まず、御自身が腰痛の正体を科学するところから始めてください。
腰痛の御相談も下間整骨院にお気軽にどうぞ。
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