腰が曲がらない理由が痛いからであれば、それは動作感覚異常です。
腰が曲がらない理由が痛いからであれば、それは動作感覚異常です。
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腰が曲がらない理由が痛みであった場合、それは感覚機能の面から言えば、腰を曲げるという動作の時の感覚に痛みという感覚が混ざり込んだ動作感覚異常の状態です。
痛みという感覚異常
痛みという感覚は、正常な状況下では、身体が傷付く恐れのある刺激以外では感じない感覚です。
身体が傷付いた、もしくは、傷付く恐れがある時に出る痛みを一次痛といい、一次痛を起こすような刺激を侵害刺激といいます。
腰を曲げる動作には、身体を傷付けるような侵害刺激はありません。
その状況下で痛みが出ているということは、動作感覚の形成過程に異常が有るか、もしくは、傷があったり、炎症が起きているなどの痛み誘発する要因があるからです。
炎症が強く起きている場合、炎症物質が痛みの直接的な情報源となり、この痛みは、炎症物質(発痛物質)の量に痛みの強さが比例します。
ですから、炎症が痛みという感覚に大きな影響を与えていれば、動かなくても痛みを感じます。
もちろん、炎症が強く起きている場合、動いた時の痛みも強く感じます。
ですが、動いたからといって、腰を曲げたからといって、その曲げた動作の瞬間に炎症物質が多くなる訳ではありません。
あくまでも、炎症という生理的変化が動作感覚の形成過程の異常に修飾を加えているだけです。
腰を曲げると痛い原因の根本的なところは、普段は意識していない力学的条件についての感覚が”曲げると痛い”という感覚に創り変えられているところにあるのです。
慢性化した痛みの多くでは、炎症という要素は、あくまでも動作感覚異常を強調する要因であって、痛みの根本的な原因ではありません。
動作感覚異常とは?
動作感覚異常は、おそらく、私が作った造語です。
ですが、生理学的観点からは、私が作った造語とは言えないかも知れないぐらい当たり前で常識的な現象です。
動作感覚は、一般的には具体的に意識されない要素が多く、歩いている時の膝や股関節の曲がり角度、足裏に加わる圧力など意図的に注意深く感じ取ろうとしなければ、普段は意識化されていません。
これは、慣れた動きの要素の殆どが無意識で管理されているからです。
そして、意識は複数に向けての細やかな認識が出来にくいとうい特徴もあります。
動きの実態の良し悪しも痛みという感覚が出ない限り意識で確認できません。
実際には、痛みが無い人の施術を健康維持のケアという形式で私が施術させて頂いた場合でも動作管理の不備の現れである筋肉の過緊張は誰にでも何処かしらに起こっています。
痛みが有る人の場合、運動状態での筋肉の過緊張を是正できれば痛みは明らかに緩和される例が殆どです。
ですから、運動中の筋肉の過緊張と痛みとの関連性を疑う余地はありません。
筋肉が過緊張状態に有ることで起こる動作環境への一番の影響は、動作中の力学的条件です。
例を挙げるなら、腰を曲げる動作であれば、腰を曲げた時の腰椎に加わる力学的条件が筋肉の緊張状態よって左右されることは明白です。
それによって作業効率や疲労度、痛みの有無が影響されています。
この筋肉の緊張状態の変化に伴い増加した腰椎への力学的負担が動作感覚の異常を引き起こす大きな要因であることは、私の多くの施術経過から診れば、ほぼ間違いの無い事実だと思われます。
実際に腰を曲げると痛いという人は、下間整骨院へお越しくださるのが最善ですが、下間整骨院は、奈良県香芝市あり遠方の人は来院できないと思います。
ですから、御自身で出来る対策も記しておきます。⇒コチラ
動作感覚の異常である慢性化した痛みの治療は下間整骨院にお任せください。
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