股関節構造が原因の痛みが女性に多い理由

股関節構造が原因の痛みが女性に多い理由

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変形性股関節症、股関節臼蓋形成不全による痛みは、女性に多く、早い人では中高校生の年代で既に違和感や痛みを感じておられることもあります。

股関節を始め、関節の変形は、関節周辺の筋肉の働き内容に左右される要素が大きく、動いている時の筋力が不必要に強いことが原因となっていると私は考えています。

動いている時の不必要に強い筋力発生の原因は、股関節構造の不安定性です。

統計によると股関節臼蓋形成不全という状態は、第一子の女児に多い傾向が有るそうです。

股関節の臼蓋形成不全とは、股関節という太ももの骨と骨盤との関節構造が、本来の正常な状態よりも未発達な状態にある病態のことをそう呼びます。

不安定な状態の原因は、骨盤にある寛骨臼というお椀を逆さまにしたような形状部の発達が未熟であることにあります。

股関節は、太もも骨の上端の球体状構造が寛骨臼にはまり込むようなソケット構造の関節であり、筋肉による安定性と骨格構造、及び、補助軟骨組織によって構造の安定性が保たれています。

このうちの骨格構造に形状上の難点があれば、股関節の安定性は、筋肉の能力に頼る率が大きくなります。

筋肉の能力は、筋肉という組織自体の要素よりも、筋肉への活動指令を出す神経の統括器官である中枢神経系(脳・脊髄)、その中でも特に無意識下で運動の管理と調整を行う脳の領域の作業能力によって決まります。

この運動への管理調整作業は、男性よりも平均して女性の方が処理速度が若干遅い傾向にあり、また、中高年期以降、急速に衰える傾向にもあります。

機能が衰えれば、股関節の動作時の安定性は低くなり、安定性が低くなれば、転倒や捻挫の可能性が高くなります。

人は、意識、無意識を問わず、怪我の危険性がある状況への反応は素早く過敏です。

そのような場合、意識とは関係なく、筋肉の緊張、つまり、発揮される筋力量は必要以上に強くなっています。

股関節での不安定性は、それを少しでも脳が感じれば、意識で認識していなくても不必要な筋力量の増加が起きています。

この筋力量が増加する現象には一定の傾向があり、特に股関節が外れそうな方向の動きにその動きを制限するような筋力量の増大が起こり易い傾向にあります。

それが股関節の痛みや違和感を抱えておられる人達が、現在、及び、初期の症状として訴えられる『股関節が開きにくい』『いつの間にか内股歩きになっている』といった現象を引き起こす原因となっています。

人の身体は、人が最も効率的に動く時の特長に合わせて進化(特化)しています。

ですから、本来の人の自然な動きと違った動きを続けると痛みの原因や炎症の原因となります。

また、正常(理想的)ではない動きでは、関節に加わる負担を取り除く筋肉の能力も低下しています。

負担を取り除く筋肉の能力が低くなっていれば、筋肉が取り逃がした力学的負担は、関節面の軟骨や関節構造物を傷付ける要因となります。

また、不必要な筋力自体も関節運動を邪魔する最も大きな要因であり、その影響で関節軟骨を摩耗させていきます。

これらの結果、変形性股関節症へと移行していく例が多いのです。

最後になりましたが、女性にこのような股関節構造の問題が男性よりも多い理由は、骨盤を始め、関節構造の”張り出し”具合が、女性の方が小さい傾向にあるからです。

また、第一子では、母胎内での成長率が第二子に比べて小さい傾向があること、関節構造をサポートする靭帯や筋肉全体の長さ規格が長めである傾向が男性よりも強いこと等が股関節構造上の不安定性を招きやすくしているからではないかと考えられます。

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