股関節の痛み原因|臼蓋形成不全と変形性股関節症との関連性

股関節の痛みの原因|臼蓋形成不全と変形性股関節症との関連性

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股関節が歩くと痛む人は、中高以上の女性に少なからずおられます。

今回は、その中でも変形性股関節症に至ることが多い臼蓋形成不全のお話です。

臼蓋形成不全とは?

股関節の臼蓋形成不全は、東洋人の女性に多い股関節の疾患です。

股関節は。太ももの骨(大腿骨)と骨盤との連結部です。

太ももの骨は、球状になっていて骨盤側は、それに対応した半円の受け皿型をしています。

この骨盤側の受け皿状の部位は、骨盤からその外縁が張り出すような形をしています。

その張り出す幅が正常よりも少ない状態を股関節臼蓋形成不全(コカンセツキュウガイケイセイフゼン)と言います。

骨盤側の受け皿を臼蓋(キュウガイ)、太ももの骨の骨盤側の先端は、大腿骨頭(ダイタイコットウ)と呼ばれています。

臼蓋形成不全の原因と症状

股関節が臼蓋形成不全を起こす原因

股関節の臼蓋形成不全の原因は、諸説ありますが、私は、子宮内での胎児の環境(子宮の膨張率)に発育を妨げる要素があったのでは無いかという仮説を指示しています。

その根拠としては、初産の子供に臼蓋形成不全が多いという統計が有るからです。

この統計結果には、初産の時は子宮の伸び率が、2度目以降の妊娠に比べて小さいことや身体の大きさが西洋人などに比べて小さい傾向にある東洋人女性の特長も関係していると考えられます。

股関節臼蓋形成不全の症状

主な症状は、股関節前面(鼠径部付近)の違和感や運動痛、股関節の開き難さ等です。

臼蓋形成不全の状況がひどくなければ、中年期まで痛みを感じない人もおられます。

多くの場合、痛みの主な原因は、股関節の関節面の軟骨の擦り減りによって起きた炎症です。

また、股関節が開き難くなる原因は、股関節周辺の筋肉の緊張による動きの制限です。

その制限は、運動を管理している脳による無意識での判断であり、本人の意識とは関係のない運動調整として起こっています。

実は、この無意識下で起きている股関節運動への筋肉による制限が、後に変形へと繋がって行くと私は考えています。

臼蓋形成不全と変形性股関節症との関連性

ここからは、私の私的意見だと思ってお読みください。

股関節に臼蓋形成不全があると股関節の変形を招きやすいという統計は、はっきりと正確には出されていないようです。

ですが、小柄な日本人に変形性股関節症が多いことや臼蓋形成不全は関節変形の切っ掛けとなる関節軟骨の摩耗という病態を現しやすいことから考えて、両疾患の関連性は非常に強いと考えられます。

では、何故、関節変形の切っ掛けとなる関節軟骨の摩耗が臼蓋形成不全で起こるのか?

この答えは、脳の運動管理機能に深い関わりがあると考えられます。

脳の運動管理機能の中でも身体バランスを取る働きは、転倒せずに動作を続ける上で非常に重要な要素です。

立った姿勢での歩行などの動作バランスは、股関節の動きや股関節周辺の筋肉の働きに頼っている所が大きく、その調整は運動管理役の脳が無意識下で行っています。

身体バランスという機能は、極めて膨大な運動感覚情報を脳や脊髄が受け止め、刹那にその情報に見合った筋肉への指令内容を発することで成り立っています。

当然、そこには、脳の高度な運動感覚への情報処理必要です。

もしこの作業行程に狂いが生ずれば、即座に人は一歩前に歩くだけでも転倒してしまいます。

年を取るとこの作業効率が低くなり、転倒しないように作業速度に合わせた落ち着いた動きを自然に取るようになります。

この様な調整は、動きの速度や動き幅の縮小として現れてきます。

そして、股関節に臼蓋形成不全があった場合にも現れてきやすくなると考えられます。

その理由は簡単です。

受け皿が小さいと不安定性が構造上の問題として増すからです。

そうなれば、不安定性の解消への措置が必要であり、臼蓋の形成が悪いほど、また、年を取って脳のバランス調整能力が衰えるほど、動作の複雑さを省いた措置が施されていくのです。

それが、股関節が開きにくくなるという症状で現されているような股関節運動への筋肉による動き制限なのです。

この動き制限は、私が施術で感じるところ、歩行の安定を主な課題にした運動調整であるように思えます。

股関節においての歩行動作上のバランス修正は、身体の横方向へのブレが最大の課題です。

その課題がこなし難くくなっているのであれば、股関節周辺の筋肉の緊張を調整して横方向へのブレが最初から起こりにくくしておけば歩行動作の不安定性を大幅に減らすことができます。

これが、運動管理を無意識に行っている脳の判断内容だと思います。

バランス調整が難しくなっている状況を無視して運動を続ければ、転倒、または、臼蓋が小さければ脱臼の恐れもあります。

このような身の危険を回避するために脳は股関節においての横方向への動き幅を制限する指令を筋肉に出しているのです。

その結果、バランスが保てた動きは出来ていますが、本来、股関節での横方向の動きも必要な歩行という動作の滑らかさは低くなります。

結果的に、関節面での摩擦抵抗が増加して、軟骨が摩耗していく割合が増えるのだと私は考えています。

関節軟骨の摩耗が続けば、炎症の常在化と股関節の変形は必然です。

次回のブログでは、股関節臼蓋形成不全への対策を書いていきます。

臼蓋形成不全の痛みも下間整骨院に御相談ください。

 

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