痛い時に温めるのは効果的?

温めると痛みは軽くなることがあります。

どうして温めると痛みが和らぐのか?

今回のブログは、
痛いと感じる時に温めることは効果的
なのかどうかについての説明をしていきます。

何事も、
真実を知れば、失敗は無くなります。

私の知識がお役に立てれば幸いです。

人が身体の内側や外側の状態を
知るための感覚と痛みについて

まずは、
感覚のお話をさせて頂きます。

感覚は、感じる場所によって、
または、種類によって区別できます。

種類による区別としては、
特殊感覚と体性感覚に
大別することが出来ます。

体性感覚は、
内蔵感覚、皮膚感覚、深部感覚という
感じる場所による区分がなされています。

因みに、
特殊感覚とは、
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、平衡覚のことです。

特殊感覚は、
今回のテーマとは関係が薄いので
その説明については省略します。

痛みという感覚、
その中でも、
温めると楽になると感じる痛みに関しては、
体性感覚についてのお話することが
その現象の真実を理解して頂くのに
最適かと思います。

その前に、
人の感覚には、
単一刺激による感覚と
複数の刺激(変化)が合わさって起こる感覚
があるということを憶えておいてください。

痛みと温かさについての
体性感覚の話

体性感覚のほぼ全てが、
複数の刺激の合成による感覚です。

痛みも、
とても細い針で皮膚を突いた時でさえ、
実は、純粋な単一の種類の感覚とは
言えないのです。
(痛覚、圧感覚、速度感覚、加速度感覚)

ただし、
温かさを感じる感覚は、
冷たさ同様に比較的単純な刺激で
成り立っている感覚です。

温かいという感覚の話

温かさの刺激の素(感覚源)は熱です。

その温かさでさえも、
脳に入るときに相当に修飾されます。

例えば、
人は、火を見るだけで
温かさを感じやすくなるようです。

また、
人の手は、自分の体温よりも
“ほどよく”熱いものを暖かいと感じ易く、
低いものを冷たいと感じる傾向があります。

つまり、
人が感じる温かさは、
一定の決まった温度とは限らない
ということです。

感覚の度合い
(感じ具合)を決める要因

温かさの感じ方に観られるような
感覚の度合いの変化は、
味覚や聴覚にも、
そして、痛みという感覚にも起こります。

人の感覚の多くは、
ごく近い過去の経験や
現時点で起こっている事との比較
によって感じる強さや大きさが
影響を受けるという特徴を持っています。

刺激の質や量(感覚源)が
同じであったとしてもです。

そして、更に、
刺激の感覚化には、
刺激を神経を伝わる信号に変える器官と
その信号を受け取って意識に変える器官
の働きも、その感覚の”感じ方”として
影響を与えています。

刺激の感覚化とは、
体性感覚の場合でいえば、
身体に起こった変化を
人の意識の中で感じ取れるようにする作業
のことです。

身体に起こった変化を刺激といい、
刺激を電気信号に変える器官を
受容器(じゅようき)、または、
感覚器といいます。

感覚刺激は、電気信号となって、
神経を通じて脳へと伝わり、
脳内で高度で複雑な情報処理を受けて、
人の意識に感じる感覚となります。

この感覚を作り上げていく脳の情報処理は、
無意識で行われているので、
その作業内容自体を
意識でコントロールすることも
認識することも出来ません。

どうでしょう?

皆さんが、
普段、感じている感覚の多くは、
実は、とても複雑な調整を受けている事が
御理解頂けたでしょうか?

そのことだけを御理解くだされば、
この節でお話した内容の詳細を
理解して頂く必要はありません。

人の感覚に影響を与える要素や
感覚の特性

話を一気に本題に戻しましょう。

どのような感覚も、
数多くの要因の影響を受けながら
意識の中に創り出されています。
(御興味があれば→コチラもどうぞ)

痛みの感覚や温かさという感覚も
数多くの要因の影響を受けています。

また、
種類が同じ感覚であっても、
その強さによって、
人の感覚への感想は、快か不快かに別れます。

この快と不快の度合いと個人差によっても
多くの感覚の感じ方は修飾されてしまいます。

良い景色のもとで食べるおにぎりは、
とても美味しく感じられます。

一度好きななってしまえば、
あばたもエクボという恋愛観は、
ある意味、脳の特性の現れでもあります。

快感は、不快を包み隠す作用があります。

もちろん、その逆も!

痛みと温かさの感覚が持つ特長

もっと具体的に
痛み感覚と温かさという感覚を
題材にして考えてみましょう。

痛みは、間違い無く不快感です。

温かさは、、、?

熱感覚は、
その刺激(感覚源)である熱の量と
今の状態の影響を強く受けて、
快感かそうでは無い感覚(無意識)か、
不快感かに別れます。

快感が不快感を上塗りする勢いは、
快感への脳の欲求の強さが大きく影響します。

お腹が空いていれば、
食べ物の美味しさ(快)を強く感じら、
嫌いな食材(不快)が混ざっている料理も
美味しいと感じることがよくあります。

同じように、
温かさも身体や患部が冷えていると
適度な量であれば、
快を強く感じる傾向があります。

温めると痛みが和らぐ理由

温めると痛み(不快)が軽くなる最大の理由は、
適度な熱刺激に対する快という感覚の勢いが
痛みという不快感覚の勢いを
上回っているからなのです。

もちろん、
熱刺激による体内の変化も
痛みの緩和に影響力を持っています。

しかし、
痛みの感じ方(強弱)に対しては、
熱によって改善する患部自体の状況変化
による影響よりも、
脳の中で行われている
感覚を創るため情報処理の特性の方が
強い影響を与える傾向があります。

ですから、
温めることによる痛みの緩和作用の多くは、
熱刺激という快感による
痛みという不快感の上塗りが
中心となった鎮痛作用だと思われます。

そこで、
皆さんに知っておいて欲しい大切なことは、
熱刺激を用いての鎮痛作用は、
錯覚に近い鎮痛効果であるため、
その強さは、
快感の範囲を超えてはいけない
ということです。

御自身の痛みへの対応として、
温めるべきかどうかは、
御自身の意識としての快か不快か
を参考に判断することが
正しい選択であると考えられます。

コチラ←にも関連記事があります。

ただし、
慢性疼痛に対しては、
冷やさないということを目的とした
温める行為がとても大切な場合もあります。

痛みへの御自身で行える対応方法も
下間整骨院に御相談ください。

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