椎間板ヘルニアは、筋肉の働きを劣化させギックリ腰を招く
椎間板ヘルニアは、筋肉の働きを劣化させギックリ腰を招く
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椎間板ヘルニアを患っておられる人の中には、ギックリ腰を起こされる人が相当おられます。
そこには、因果関係があることは間違いありません。
ですが、一般的にその因果関係は、明らかにはされていません。
ですが、私の臨床経験から、椎間板ヘルニアに起因する神経痛などの症状は、ギックリ腰を起こされる毎に悪化していくように感じられます。
できれば、椎間板ヘルニアとぎっくり腰との関連性を知って頂き、私が提案している腰痛やギックリ腰の予防方法を実践して頂ければと思い、今回は記事を書き進めていきます。
筋肉の働き内容は多くの条件に左右される
筋肉の働きには、脳、脊髄の中にある神経の働きによって決まります。
その神経の働き内容は、非常に複雑で未解明なところも多いです。
一つの筋肉の働き内容を決めるにも脊髄からの調整、脳の無意識領域からの調整、意識による調整といった重複調整が行われています。
その中でも、私達の日常動作に関わる筋肉の働き内容の調整は、主に脳の無意識領域の調整の影響を強く受けます。
この領域からの筋肉への調整は、その調整基準が、身体に加わった力の内容(強さや方向)です。
そして、馴れた動作では、その動作を行った時の身体に加わる力の内容を脳は予め予想していると言われています。
動いた時の運動感覚に痛みという感覚が混じる大きな要因の一つに、脳の無意識領域が予測している運動中の身体に加わる力の内容と実際の動作で身体に掛かっている力の内容との間に大きな差があるという異変が上げられます。
痛む時には、患部の周りの筋肉が硬くなることは多くの人が経験されていると思います。
痛みと筋肉の働き内容の異常は相当に深い繋がりがあります。
この繋がりは、一種の悪循環を作っています。
例えば、何らかの理由で組織が傷付き炎症が起こったとします。
その炎症に伴う痛みは、筋肉の働き内容を乱すことになり、乱された筋肉の働き内容は、その筋肉が関わっている関節の動きを悪くします。
その悪くなった関節の動きに伴う力の内容への脳の判断や悪くなった動きが原因で組織が傷付くことで痛みは継続されます。
この痛みの悪循環が多くの痛みが治りにくい最大の原因です。
今回のテーマである椎間板ヘルニアも、炎症や構造特性(椎間板変形)、神経圧迫などが筋肉の働き内容を変化させる要因となります。
その結果、特定の動作の瞬間にその力内容を受け止め切れないほど筋肉の働き内容が劣化していた場合、急性腰椎捻挫を引き起こします。
いわゆる、ギックリ腰です。
文頭にも書きましたが、椎間板ヘルニアを患っておられる人がぎっくり腰を繰り返していると椎間板ヘルニアの症状が憎悪する傾向があります。
腰痛やぎっくり腰へ自分でできる予防策を参考にしてくださればギックリ腰は、相当に防げると思います。
あなた自身の身体を貴方自身が守る努力をして健康で豊かな生活を続けてください。
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