捻挫といえど内出血があれば、的確な固定が必要です。

今回は、柔道整復師である私の

本来の得意分野である捻挫についてです。

捻挫の後遺症

捻挫といえど、

軽視すれば、

時に数ヶ月や年単位で

痛みが取れないことがあります。

特に、

日常的に体重が多く掛かる

足首や膝の捻挫は、

痛みがいつまでも残ることが多い場所です。

中でも、

膝は、

半月板や関節内靭帯の存在など

複雑な関節構造をしています。

それゆえに、

膝関節の捻挫は、

固定の必要性以上に

専門医による組織損傷の範囲や程度への

診断が重要であり、

状況に合った対応が絶対に欠かせない関節です。

特に半月板を傷めた時の痛みは、

続くことが多く、

その場合、

手術という手段も選択肢に入れた

対応をしてくださる医療機関を

選ぶことが望ましいと思われます。

足首の関節の捻挫は、

膝に比べ、

靭帯の一部の損傷、もしくは、

複数箇所の損傷ではあるが損傷程度が軽い症例が多く、

その経過も良好な例がほとんどです。

ただし、

内出血が見られたり、

すぐに強く腫れてくるような症例では、

例えレントゲン上で骨折が確認されなくても

確実に足首の動きが制限できる様な固定を

行うことが重要です。

痛みが長引く原因の多くは、

損傷した靭帯が治っていないという病態や

損傷組織が治っていても痛みという感覚が

記憶のように残ってしまっている状況です。

ですから、

組織の傷が大きいことを現す内出血や

強い腫れがある場合、

痛みがあるまま動き続けず、

痛みを感じにくい状態(角度)で固定し、

できる限りの安静を保つことが

初期の最も望ましい対応となります。

固定の重要性

レントゲンは、硬いものが写る写真です。

ですから、

軟骨は映りませんし、

小さな骨の破片も映り難い傾向があります。

また、

骨折の状態によっては、

骨の損傷があっても見極め切れないこともあります。

小さな骨片が靭帯などの付着分で剥離していたり、

靭帯の傷が大きいと

関節の動きを止める固定を施さなければ、

組織的に治った状態が作り出せない時があります。

傷付いた組織が治る時に、

関節の固定が施されず、

関節が動くに従ってだ

傷付いた組織が離れて行く(傷が開く)ような力が

度々加われば、当然のごとく治りが悪くなります。

傷ついた組織の癒合は、

瞬間接着剤を使った時のようには行きません。

しかも、

関節を動かす事で傷が開き、

それに伴う痛みが繰り返されれば、

その動きに関わる筋肉の働きも劣化します。

その影響は、

捻挫した関節だけではなく、

近隣の関節への悪影響としても現れます。

その結果、

関節を動きに関わる筋肉の働きの異常が

捻挫した関節に

いつまでも痛みを感じさせる要因になったり、

近隣の関節に新たな痛みの要因を作ったりします。

以上のことから、

捻挫には、その初期対応としての固定が

完全に治すための最重要課題となります。

足首の捻挫であれば、

特殊な例を除いて、

歩くのに最も適した角度で、

私は固定します。

その状況で歩く痛みが有るようなら松葉杖を使って頂きます。

患部に体重をかけるタイミングは、

痛みが無くなっている

ということが目安になります。

そうすることで、

捻挫で傷めた組織の回復も

記憶に近い痛みが残ることへの対策も

良好なものとなります。

ですから、

捻挫と診断された場合でも、

内出血や強い腫れがあれば、

捻挫をした関節の動きが制限されるような固定を

対応にあたった医療関係者に依頼してください。

捻挫は、少し大袈裟な対応の方が経過は断然良好です。

足首の捻挫からの体育への復帰に関しては、

コチラの記事を御参考ください。

フォロー宜しくお願いします


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