慣れない動きと筋肉痛と改善策

筋肉痛とは?

普段とは違う慣れない動きをすると
筋肉に痛みが広い範囲で出ることがあります。

この痛みの特長は、押したり、伸ばしたり、
動いたりすると痛みが出て、
安静時は痛みません。

運動後、数時間経って、
時には翌日~翌々日に痛みが強くなります。

その経過は、年齢や運動強度、
慣れ不慣れの影響を受ける傾向があります。

通常、2~3日で痛みは無くなります。

筋肉痛の病理(痛みの原因・理由)

筋肉痛と言われる
不慣れな運動をした後に起こる
広範囲の筋肉の痛みは、
筋膜周辺で起こる炎症が
その痛みの直接的な原因です。

筋膜とは、筋肉を包む膜のことで、
この筋周囲膜によって、複数の筋繊維が
一つのまとまりとなっています。

筋周囲膜には、
神経が分布して(張り付いて)います。

この神経の先(末端)に
炎症の時に作られる発痛物質が触れ
筋肉痛となっています。

ただし、ここには、
もう一つの大きな痛みの要因も
関わっています。

それは、力(力学的刺激)です。

筋肉痛は、動くと痛みます。

つまり、力(力学的変化)が
筋肉に加わる事で痛みを感じます。

実は、このメカニズムは、
脳の感覚を創るための判断
無意識の内に関わっています。

筋肉痛への脳の判断の関与

炎症に関係する発痛物質の量が
一定量以上に多ければ、
安静にしていても痛みを感じます。

なぜなら、
発痛物質を感じ取った神経の信号
=痛みだからです。

ただし、
その量は、ある程度の量が必要です。

一定量(限定的ではありません)以下の
発痛物質=痛み信号では、
意識の中に痛みという感覚は起こりません。

ところが、
一定量以下の発痛物質であっても、
物理的刺激(力学的刺激)が加算されると
痛みを意識出来るようになります。

力という全く別の種類の感覚が
加算されて痛みという感覚が起こるのです。

これが痛みの大きな特長の一つです。

そして、そこには、脳の判断が
無意識の内に関わっています。

脳の判断が、しかも、
無意識に関わっているため、
このメカニズムには、
非常に大きな個人差や
その時の条件差があります。

実は、筋肉痛を起こす要因の一つに
この個人差、条件差が関わっています。

それが、
『慣れ不慣れ』による
筋肉痛が出ないか出るかに
関わっているのです。

決して、普段使わない筋肉を使ったこと
が筋肉痛の原因なのではありません。

筋肉痛の正体

筋肉痛の正体は、炎症と脳の判断です。

不慣れな動きは、滑らかさを欠いています。

目に見えるほどではなくても、
本当の滑らかさは、
実現できていません。

そうであっても、
運動という環境下では、
筋肉の微細な傷を不慣れな動きでは、
慣れた動きに比べて多く作ります。

もちろん、炎症は大きくなりますが、
安静時に痛むほどではありません。

安静時に痛むのであれば、
それは、怪我(筋損傷・肉離れ)です。

安静時に痛むほどではない
炎症の状況で力学的刺激によって、
痛みを感じる最大の要因は、
脳の判断が、その時点では、
力学的刺激を痛み刺激と
同じように分別しているからです。

この傾向は、滑らかではない動きや
運動強度(量・疲労度)に比例します。

特に滑らかではない動きの影響は、
敏感に筋肉痛として反映されます。

強度としては弱い運動であっても、
筋肉痛が起こる理由の一つです。

慣れた動きは、
詳細な運動機構においても
滑らかな動きであることが多く、
同時に、その運動による
身体へのダメージ回避にも
優れています。

不慣れな動きは、
慣れた動きの真逆です。

脳は、無意識の内にも、
その不慣れさによるダメージを
気にかけています。

その結果、学習と呼ばれる効果も伴い
動きはその精度をあげていき、
不慣れから慣れた動きとなるのです。

これは、運動調整という一面です。

感覚調整としては、
力学的刺激を痛み刺激と
同じように扱って、
動きへの警告として、
意識の中に痛みを創り出します。

この考えを基に、
筋肉痛の改善手段を挙げておきます。

筋肉痛の改善手段

まず初めに、
筋肉痛を起こした原因を
しっかりと思い出しましょう。

筋肉痛の原因となった動きがあれば、
その動作をゆっくりと繰り返します。

たったこれだけです。

ゆっくりと滑らかに繰り返す。

これを続ければ、
脳は、動くことへの警戒を溶き、
力学的刺激と痛み刺激の混同を
止めます。

炎症は、筋肉の緩やかな活動によって
解消していきます。

ただし、本当ゆっくりとです。

寝た姿勢や座ってできるなら、
そうしてください。

出来るだけ負担をへらして、
本当にゆっくりと原因動作を行います。

疲れない範囲で
5分程度続けてみてください。

多くの例で
筋肉痛は改善されます。

脳の運動イメージを変える!

これは、ゆっくりと
滑らかな動きを繰り返す事で
達成できます。

揉んでも、電気を当てても
脳の運動への判断は変わりません。

脳の運動への無意識の判断こそ
多くの痛み解消のポイントです。

私のASC他動的運動療法
効果がそれを証明しています。

どうぞ、試してみてください。

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