座るのが辛い痛み 坐骨神経痛や腰痛の時の座り方

座るのが辛い痛み 坐骨神経痛や腰痛の時の座り方

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座る姿勢は、思いのほか腰部に負担をかけます。

書物によると、椅子に正しく座った姿勢でも立った姿勢の2倍程度の腰部への負担があるようです。

この腰部への負担を力学的、人体構造的に分析していけば、座るという姿勢への効率的な力学的工夫ができます。

まず、立った姿勢と座った姿勢では何が違うのか?

注目すべき大きな違いは、人体構造的には、骨盤と腰椎の角度と骨盤から上の上半身と脚の位置、そして身体を支える点です。

力学的な注目すべき相違点は、股関節に加わる力(脚の重みや地面からの反発力)や腰部に加わる力の方向です。

座った姿勢では、骨盤と腰椎の角度は、立った姿勢に比べて前屈み姿勢に近い角度になります。

脚の位置は、骨盤から上の上半身より前方に出ていて、お尻、もしくは、お尻と背中の両方、及び、前方に出した脚のどこかが支持点となります。

椅子で背もたれに上半身を預ければ、骨盤から下が前下方に滑る方向の力が働きます。

背もたれにもたれない、または、椅子ではない座り方の場合、前屈み姿勢同様に上半身が前方に倒れるような方向の力が、それぞれ立った姿勢よりも多く腰椎に加わることになります。

背もたれへのもたれ率が大きいと股関節での離開力が強くなり、低い椅子に座れば、深い前屈み姿勢同様の力が腰と股関節に加わります。

以上のように立った姿勢に比べ、座る姿勢の方が腰部、股関節共に、その周辺に配置された筋肉が負担を受け止めるのに優位ではない方向から受ける力の量が多くなります。

痛みの多くは、患部に加わる力の質(量と方向)に左右され、そこには人体構造に見合った力の質(力学的条件)かどうかということが強い影響を持っています。

また、痛みには動作の種類による有無や強弱の傾向があり、そこには患部への力学的条件が深く関わっています。

患部への力学的条件には、骨格構造の個性や筋肉の緊張状況、患部組織の状況、過去の傷病経験、日常動作上の慣れ不慣れなど様々な要素が複雑に絡み合って影響を与えています。

ですから、個人個人によって負担が少ない座り方や痛みが出にくい座り方は多少なりとも違ってきます。

そこで参考にされるべき最も適した指標は、自分感覚です。

御自身が楽で有るという感覚を重視することが理想的といえるのです。

正し、このような言い方であると、このブログをお読み頂いた意味がありません。

そこで次回ブログでいくつかの例を挙げて

腰痛や坐骨神経痛の時に適した座り方についての記事を書いていきます。

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