幼稚園や保育園に通う3才、4才、5才児の膝の痛みへの対応

幼稚園や保育園に通う3才、4才、5才児の膝の痛みへの対応

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3才、4才、5才という児童期は、立ち上がっての動きにも慣れ、活発な運動を日々行う時期でもあります。

この時期には、膝に痛みを訴えたり、『足が痛い』といった、漠然とした痛みの訴えをするお子さんも珍しくありません。

5才児くらいになると、いつから痛むのか、具体的にどこが痛いのか、痛みの特長など、多くの状況を聞き出せることも少なくありません。

しかし、3才、4才児では、詳しい痛みの状況が聞き出せないことが普通であり、御両親にとっては心配するところも多いと思われます。

そのような時にどう対応するべきかをここに記して行きたいと思います。

まず、痛みが疼きを伴う強いものであれば、即座に整形外科を受診しましょう。

疼くとは、安静にしている時にもズキズキと痛む状況です。

主に炎症が関わっている痛みであり、少し大袈裟だと思える対応が望まれる痛みです。

疼きが無い、時折訴える痛みであっても2~3日続くようであれば、整形外科の受診が最善かと思います。

その診断内容のほとんどは、『原因不明』『特に異常無し』『成長痛?』といった類の御両親にとっては、釈然としない内容だと思います。

実は、このような時にこそ、御両親の役割が重要となります。

整形外科では、主に骨の検査や筋肉の病変の診察が行われます。

成長痛や特に異常無しという診断が幼児期の膝の痛みに下された場合、多くの場合、物理的な原因が関わっています。

物理的というと難しく聞こえますが、要するに、身体の使い方が良くないか、強い衝撃を何かの動作で受けているか といったことです。

その原因は、幼児の日常動作にありますので、それを的確に見つけられる可能性が最も高いのが御両親となるのです。

その原因を取り除かなければ、痛みが治らないだけでなく、場合によっては、一生に及ぶ膝痛の原因ともなりかねません。

私も2児の親として、そして数多くの膝関節の痛みを解消させて来た施術家として、お子さんの膝痛を心配される御両親の不安を取り除くお手伝いができればと思います。

そこで、私の過去の原因動作探索の結果、見つけた幼児動作例を羅列し、その動作修正方法も同時に書いておきます。

その内容を参考に似たような動きをしていないかを御自分のお子さんの動きに照らして探してみてください。

3才、4才、5才児がしそうな膝に悪い動きの例

  • 高い所から飛ぶ、何度も跳ぶ、階段から飛び降りる。

幼児期は、筋肉の衝撃吸収力弱く、また、着地時の衝撃分散効率のよい動きもできません。

しかも、自分の限界も3才児では理解出来ていないことも多く、このような飛ぶことに関する動きは、修正するというよりも、行わせないように指導しましょう。

階段や高所からの飛び降り行為は、幼児期の膝の痛みの中で最も多い原因だと思います。

  • 追いかけっこ等ののターン(追われて逃げる動きに多い)

幼児期の遊びとして、人を追いかける、または、追いかけられる という行為は日常的です。

このような行動の中で、方向を急に変えるような動作の時に膝を捻っていることが膝痛の原因になっていることがあります。

この動きの中の痛みの原因は、身体の方向を水平回転で変える時、軸となる足が方向転換を行う前の爪先の向きをしたまま、地面から浮かせることなく身体を水平回転させるので膝を捻ってしまうことにあります。

この動作の簡単な修正方法は、方法転換する時に少し浮き上がる動きを取り入れさせることです。

アドバイスとしては、『飛んでから回って』と指導しましょう。

それでも出来なければ、飛ぶことを繰り返させ、時々、手を叩くなどの合図で回るという遊びをさせてあげてください。

あとは、御両親の手を叩くタイミング次第です。

  • 幼児サッカーや幼児野球、水泳などの幼児期スポーツ

この点に関しては、動画を添付してくだされば、私がアドバイスさせて頂きます。

ほとんどは、水平回転動作が上手く効率的に出来ていないことが原因ですが、スポーツの特長に合わせて的確に指導しなくてはいけませんので、知識と経験が必要です。

子供たちの未来のためにメールと動画でのやり取りだけであれば、無料でアドバイスさせて頂きます。

ただし、あくまでも常識的なメール応対ができる人に限らせて頂きます。

  • 公園の回転する遊具

回転する遊具を回す時や止める時、遊具の回転に追いつけなくて膝を捻っていた例がありました。

また、回転遊具から飛び降りて、回転の慣性力で膝を傷めている例もありました。

幼児期は、自分以外の物体から受ける力の影響(コリオリ力)への対応が不得意であること多く、大人から見れば大きな課題ではなさそうな動きでも膝を傷めてしまうことがよくあります。

以上、幼児期に膝痛を起こす原因の凡例を書かせて頂きました。

御参考になれば、施術家としても2児の父としても嬉しく思います。

フォロー宜しくお願いします


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