夜のうずき対策 血液循環の促進と不必要に強くなっている筋力のダウン

夜のうずき対策 血液循環の促進と不必要に強くなっている筋力のダウン

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前回のブログの続編です。

夜のズキズキする痛みの原因を医師に診察して頂き、その診断内容が重篤な疾患ではなく、関節炎や筋肉の炎症、神経痛など運動器に関連する病態が原因とされた場合、よろしければ、以下の記事内容を参考にしてみてください。(ただし、全て自己責任であることを御了承ください)

まず、寝ている間の血液循環の停滞についての対策ですが、炎症があれば、血液循環の停滞を引き起こす機序(仕組み)があります。

それが寝ている安静状態での血液循環率の低下と重なることで、増感作(炎症を拡大する)を招くような炎症物質や発痛物質が患部に滞ります。

多くの場合、この発痛物質の患部への滞りが原因となって夜のうずきを招いています。

夜の安静状態での血液循環率の低下は、あまり改善しようがありませんが、炎症物質や発痛物質を寝る前に減らして置くことは、その方法次第では可能です。

その一番効率的な方法が、筋肉の活動量を上げることです。

ただし、炎症が起きていると言うことは、患部に組織的な傷があるということです。

ですから、患部を動かすような運動で筋肉の活動量を上げれば、その運動行為によって組織の傷が大きくなるか、もしくは、運動行為という刺激によって返って炎症が強くなる可能性があります。

そこで、患部よりも先の関節を緩やかに少しずつゆっくりと動かしましょう。

例えば、夜のうずきが膝であれば、足首をゆっくりと足の甲側に起こしたり戻したりしましょう。

ふくらはぎの夜のうずきであれば、足の指をゆっくりと曲げ伸ばししましょう。

この時のポイントは、とにかくゆっくりと行うことと、出来るだけ力使わずに動かすこと、患部は最も楽な角度や体勢にすることです。

ゆっくりと、5分程度行ってください。

これだけでも、動かした関節に関わっている筋肉の活動量の増加で、その筋肉に送られる血液量が自動的に増えます。

その結果、患部で起こっている血液や関節液、細胞液の停滞は解消され、そこに溜まっていた痛み物質や炎症を進める作用のある物質が流されていきます。

この方法は、自律神経の血液循環調整作用を運動によって導く方法ですから、マッサージや温熱刺激のような表面的な液体循環の促進よりも遥かに効果的です。

しかも、患部へのダメージはゼロです。

次に脳の判断も変える努力しましょう。

ここで言う脳の判断とは、意識としての判断のことではありません。

脳は、無意識で多くの作業をしていて、痛みという感覚を創ったり、炎症の増減もほぼ、脳の無意識領域の判断で決められています。

ただ、無意識領域の作業への意図的な介入やコントロールは、大変難しく、また、脳の無意識的な判断基準も身体保護を重視しているだけであり、何を持って危険かどうか(刺激かどうか)を判断しているのかは極めて不確定的です。

ですから、一般的に色々な炎症対策や痛み対策がありますが、どのような方法も絶対的効果を持っている訳ではないのです。

となれば、正解は導けず、一般論をここに書くことも難しいように思えます。

ところが、ある方法を用いれば、少なくとも害の無い方法論は導けるのです。

その方法は、筋力ダウンです。

筋力を上げるのではありません。

不必要に強くなっている筋力を正常範囲まで落とすのです。

なぜ筋力ダウンが夜のうずきに効果的か、加えて、筋力ダウンの具体的な方法については、次回のブログで説明していきます。

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