四十肩、五十肩の治療として自分で行うストレッチや運動の効果と注意点

今回のブログの内容は、
前回のブログの続きです。

本編内容を御理解頂く為には、
まず先に前回のブログ
お読み頂くことをお勧めします。

四十肩・五十肩は、俗称であり、
概ね2種類の疾患が含まれています。

一つは、癒着性肩関節周囲炎、
もう一つは、結晶誘発性肩関節周囲炎です。

四十肩・五十肩として扱われている
癒着性肩関節周囲炎の症状と治療方法

まずは、難治性傾向の強い
癒着性肩関節周囲炎についての解説です。

この疾患の痛みの主要な原因は炎症です。

その炎症は、
肩関節で起きている血流障害を基盤にした
組織の変性や
変性して働きが悪くなった組織を
動かすことによるダメージ
によって起こっています。

癒着した組織を無理矢理に動かした時や
その後の痛みは、
捻挫をした時の痛みに似ています。

肩の動きの範囲を広げようとする行為は、
萎縮して、弾力性が無くなった関節包を
無理矢理引き延ばすことになるため、
関節包は傷付き、捻挫と似たような
状況になって炎症を引き起こします。

徐々に痛みが増していっている時には、
関節包という組織の萎縮変性
(縮んで働きが悪くなる)が進み、
その影響で更に強い炎症が起きています。

このような時には、
役に立たない幼弱な血管が増え、
また、痛み(炎症)情報を伝える
神経も枝分かれして増えています。
(発芽現象)

まるで糖尿病によく併発する
末梢神経炎のようです。

どうでしょう。

ここまでの私の話。

五十肩、それも癒着性肩関節周囲炎が
治りにくい理由が
御納得頂けるのでは無いでしょうか。

とは言っても、
治りにくい理由なんて納得できませんよね。

私がお伝えしたい真意は、
よく世間で言われている
『○○をしたら治る』とか
『○○治療が効く』とかいう意見は、
癒着性肩関節周囲炎の初期から最悪期には、
殆ど通じないということです。

そして、
そのことを理解している医療機関も
少ないということです。

私も以前は、
自分の思い描いた計画通りに治せる割合は、
最悪期に入ってからの治療としては、
診させて頂く患者さんの半数程度でした。

もちろん、
期間を長期にかければ、
ほぼ全ての人を治せましたが、
長い人では、半年近くかかっていました。

当時の施術プランは、
痛みが強くなるのを治療で押さえて
回復期を待つ、または、
回復期に移るのを早める程度でした。

癒着性肩関節周囲炎は、
回復期にさえ入れば容易く治っていきます。

巷でよく耳にする
『○○で治った』の多くは、
単に回復期、または、
本当の初期の患いはじめ、
もしくは、
結晶誘発性肩関節周囲炎
だったのではないかと思います。

お断りしておきますが、
私が治せないことへの
言い訳ではありません。

今の私のには、
他院でお手上げであった人や
痛み止めの注射すら効かない例
であっても、
癒着性肩関節周囲炎を計画的に治せます。

その手段が容易い方法ではないこと、
そして、感覚形成という機能
への働き掛けが必要なこと、
実際の手段が筋肉の動きの中での働き
詳細に感じ取ることができる技能
があってこそできること
などを根拠に先の意見を書いています。

ですから、まず、御自身で何かされる、
または、何処かに通院される時には、
御自身がどの病態期間にあるかを
知っておいてください。

当院に通院出来ない人達にとっての
御参考になればとの思いから、
以下に私の区分方法を説明させて頂きます。

四十肩・五十肩の症状経過区分

まず、前回のブログでも書きましたが、

肩を動かした時の違和感や
軽い痛みと少しの強張り感の時期、
この状態が初期です。

日に日に動き幅が狭くなり、
動き幅の大きさに合わせて
痛みも強くなっていっている時期が、
進行期です。

進行期の中でも、
強張り感が他人からも解るようになり、
動きが大きくなるほど
痛みも極端に強くなっている状態が、
最悪期です。

最悪期には個人差があります。

ひどい場合は、
疼きで眠ることもできなくなります。

この状態から疼きが無くなり、
動く範囲が増えて来たら回復期です。

このように
癒着性肩関節周囲炎には、
殆どの例で時系列があり、
何もしなくても
初期→進行期・最悪期→回復期へと
移り変わっていきます。

ですから、
適切な治す手段が見つからない場合、
御自身にできる、
それぞれの期間に適した行為を
心掛けることが癒着性肩関節周囲炎への
最善策です。

御自身にできる
癒着性肩関節周囲炎への対応方法

初期や回復期には、
痛みの無い範囲でゆっくりと
時間をかけて動かすこと。

極めてゆっくりと動かすのがポイントです。

進行期・最悪期は、
とにかく安静にすることが重要であり、
時には痛み止めの注射や薬も有効です。

初期、回復期の肩の動かし方は、
遠方の方でも、
下間整骨院に一度来てくだされば、
施術した結果から最善のものを
御指導させて頂きます。

最悪期の肩は、大変申し訳ありませんが、
私の治療院に通院して頂く以外には、
文章で私に御協力できることはありません。

通常であれば(その他の疾患が無ければ)、
5回以内に疼きは止められると思います。

日常生活に支障が無くなるまでの回復は、
通常、10~15回の施術回数で達成できます。

ただし、
最悪期の四十肩・五十肩への施術は、
約1時間前後かかりますので
申し訳ありませんが、
料金も1時間の料金となります。

四十肩・五十肩として扱われている
結晶誘発性肩関節周囲炎の病理と
その治療方法

四十肩、五十肩として扱われる
結晶誘発性肩関節周囲炎の痛みの本質は、
強い炎症です。

炎症は、身体に加わる力に対して、
脳(での痛覚形成作業)が
過敏に反応する状況を作り出す
要因となります。

その結果として現される感覚が
炎症のある場所での痛みです。

そして、
痛みを感じれば感じるほど、
筋肉の過緊張や血行不良を招き、
さらに痛みが強くなっていく傾向があります。

ですから、強い炎症があれば、
ストレッチや体操、
筋力トレーニング、
マッサージや指圧、按摩、矯正など、
身体(患部)に加えられる
全ての物理的刺激によって
症状が悪化する傾向が強くあります。

私の独自の施術であるASC他動的運動療法は、
実質的には、非常に柔らかく
患者さんの手や足を私が動かすだけです。

そうであっても、
結晶誘発性関節炎(四十肩・五十肩)
以外の肩の疾患に用いるような施術を
結晶誘発性肩関節周囲炎への施術として
行ったのでは上手く鎮痛出来ません。

結晶誘発性関節炎に対する私の施術は、
ほぼ動かす事の無いような
非常に柔らかで特殊な方法の手技です。

この施術方法であれば、
多くの場合、1~2度の施術で
大幅な鎮痛が可能です。

ただし、
お電話で当院へ御予約頂いた時に、
その人の症状が結晶誘発性関節炎だと
予想できた場合には、
疼きがとても強いのであれば、
先に整形外科への受診をお勧めしています。

私としては、
私自身の手で治して差し上げたいのですが、
それは手技療法による痛みの除去に
こだわる私のエゴです。

医療として大切なことは、
患者さんに最も有益なことを提供することです。

先にも書きましたが、
結晶誘発性関節炎の強い疼きの主な原因は
炎症です。

炎症は薬で効率良く抑えることができます。

疼く程の痛みが注射で取れるのなら、
そのことをお勧めするのが医療の正道です。

私には、炎症がおさまった後にも残っている
筋肉の働きの異常や血流異常を
正常に戻す仕事をさせて頂ければ幸いです。

結晶誘発性肩関節周囲炎に関しては、
疼いている状態で御本人にできることは、
抗炎性の湿布を貼るか、
鎮痛剤を塗るか、安静ぐらいです。

炎症は、
放置すると勝手に強くなる傾向が有ります。

できるだけ早く、
適切な医療機関を訪れましょう!

もちろん、
私に御相談して下さっても結構です。

私には、お話を伺うだけでも
適切なアドバイスができることも
少なくありません。

四十肩・五十肩への
御自分での対応の注意点

最後になりますが、
ストレッチや運動、肩の体操は、
癒着性肩関節周囲炎の初期か
回復期以外には有効性は無いと思います。

当然、
結晶誘発性関節炎の炎症が強い期間には、
絶対に行うべきではありません。

現在通院中の医療機関で
五十肩の痛みが良くならない人は、
適切な対応をしてくださる
医療機関を探しましょう。

もちろん、
下間整骨院に通院してくだされば確実、
早期に治していきます。

御来院の際は、お電話で御予約を
お取りくださいますようお願い致します。
0745-78-5819

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