痛みに効くストレッチの効果は、力加減に左右される!

ストレッチを行う場合は、
その力加減が非常に重要です。

結論を先に申し上げると、
ストレッチは、
筋肉が伸びている感覚を
感じるか感じ無いか程度の力加減で
穏やかに行ってください。

その理由について、
ストレッチの本当の意義・効果を
ストレッチの注意点を交えながら
書いてみたいと思います。

面倒で無い人はお読みください。

ストレッチとは?

まず、ストレッチの意味ですが、
ストレッチとは、
『筋肉を伸ばす行為』という意味です。

ですから、
柔軟体操もストレッチを利用した
筋肉の長さ基準の伸びを良くする
ための体操ということです。

なぜ筋肉を伸ばすのか?

では、なぜ筋肉を伸ばすのか?

皆さんは、なぜ筋肉を伸ばしますか?

筋肉の伸びが良くなると
動きやすくなるからでしょうか?

もっと単純に、
筋肉を伸ばすと気持ち良いからでしょうか?

前回のブログでも書きましたが、
筋肉の長さ基準での体の硬さと
怪我や痛みは殆ど関係有りません。

スチレッチで起こる身体の変化とは?

ここからは、
筋肉の長さを伸ばす(スチレッチする)と
どのような変化が起こるのかをお話します。

血液の循環が良くなる

一番の変化は、
血液循環が良くなることでしょう。

これは、
よく言われる筋肉のポンプ作用
によるところが大きいでしょう。

筋肉の長さが短くなったり、
長くなったりすることで、
筋肉の内側と外側での液体の出入りが
活発になります。

ポンプ作用以外にも、
筋肉に長さの変化や活動が起これば、
筋肉に行く血液の量が多くなるように
自律神経が調整します。

筋肉の内外で液体の循環が活発になれば、
筋肉内への栄養供給や酸素供給が促進され、
疲労物質や二酸化炭素炭素は、
排出されやすくなります。

ストレッチに関わる神経組織の働き

血液循環の促進以外にも、
筋肉を伸ばすという行為は、
筋肉の働きに関わる神経の活動を導きます。

人の動きや姿勢を作っている動力は、
筋肉が作り出す力です。

筋肉が作り出す力を
コントロールしているのが
神経という組織です。

そして、
そのコントロール方針の多くは、
脊髄や脳の無意識の領域で決められます。

その方針の基準には、
筋肉に加えられた外からの力
平衡感覚や関節感覚、
視覚、動作目的(意識)などの
複数の要素が関わっています。

その中でも、
筋肉に加えられた外からの力という要素は、
筋肉が作り出す力(筋力の量)に
大きな影響を与えています。

スチレッチの本当の意義

ストレッチの本当の意義は、
動作調整に関わる神経の働きを導き、
その働きを円滑にすることにあります。

神経と筋肉の連携、および、
それを管理する脳の役割

通常、
ストレッチであれ、
実際の人の動作であれ、
筋肉の長さが伸びる方向の力が加われば、
伸ばされた筋肉は、自動的に縮もうとします。
(運動状態・筋収縮・筋活動)

このような時の
筋肉が縮む方向に作り出される力(筋力)は、
脊髄や脳の無意識領域で調整されています。

【人の動き質に関わる要因】
スチレッチの効果と
ストレッチを行う上での注意点

全身の多くの筋肉は、
人が動く為に必要な力を
規律正しく作り出しています。

その結果として、
人の全ての動作は成り立っています。

意識で筋肉の力を導く事も出来ますが、
立った姿勢を維持するための
全身の筋肉による調整のような
細やかで複数におよぶ動作の調整は、
無意識下の調整によって成り立っています。

この動作調整力が高いか低いかで、
目的となる動きの質が左右されます。

人の動きの質に関わる要因

無意識領域の脳が行う、
人の動きへの調整の良し悪しには、
多くの要因が関わっています。

例えば、
慣れた動作や動きでは、
その動作や動きへの調整力は、
不慣れであった時に比べて高くなっています。

また、
疲労蓄積や精神的緊張、予期せぬ環境変化、
気温、加齢、怪我、痛み、危険予測
などの影響で動作や動きへの調整力は、
簡単に劣化する傾向があります。

脳の運動調整の特長と
スチレッチの注意点

通常は、運動行為によって、
運動への対応能力を高める事よりも
調整能力を劣化させることの方が
はるかに簡単です。

ストレッチによる
運動機能への影響も同様です。

ですから、
運動能力を高めるために
ストレッチ様の体操を行う場合、
最も大切な事は、
運動への対応能力を高める事以上に
調整力を落とさないよう配慮することです。

具体的に言うならば、
ストレッチ様の行為で
身体にダメージを与えないように注意する
ということです。

この身体へのダメージこそが、
筋肉の働きとその調整力の高低に
最も影響を与える要因です。

しかも、
身体へのダメージは、
脳の無意識領域が判断する要素です。

したがって、
例え少ない量のダメージ(負担)でも、
その方向や脳の無意識領域の判断次第で
筋肉の働きへ調整に大きな影響を与えます。

その影響力は、
おそらく、
多くの人の想像をはるかに超えています。

スチレッチに伴う身体へのダメージ
を取り除いた手技療法

私独自の施術であるASC他動的運動療法は、
高度な技術力と感受性を利用して
非常に繊細な力加減の調整をする
ストレッチ要素を基盤にした運動療法です。

私がASC他動的運動療法を用いる時、
最も重視することが、力加減と方向です。

力加減や力を加える方向の調整を
極端なまでに繊細に行う理由は、
脳の無意識領域に
身体へのダメージ
感じさせないようにするためです。

その点に配慮することを追究した結果、
多くの種類の痛みという感覚
つまり、
無意識領域の脳が感じる
身体へのダメージを恐れる感覚
を消せるようになりました。

身体へのダメージを恐れる脳の感覚が
意識化されたものが痛いという感覚です。

具体的な運動性の調整が
筋肉の過度の緊張です。

これらは、互いに影響し合い、
どんどん痛みは増えていきます。

ですから、
健康目的やスポーツの予備トレーニング、
疲労からの回復などを目的とした
ストレッチ様の行為は、
強く伸ばす事が正しい方法ではありません。

もちろん、
筋肉の長さ基準の伸び
にこだわることも危険です。

そんなことをすれば、
ストレッチを危険行為と判断され、
返って動作や動きへの調整力が
劣化する恐れがあります。

最悪の場合、
怪我の原因を自分で作り出してしまいます。

慢性化した痛みをお持ちの方であれば、
ストレッチや健康体操の方法次第では、
痛みを強くしかねません。

その理由は、先にも書きましたが、
ストレッチや健康体操による負担を
意識では感じていなくても、
脳の中の無意識領域が
ストレッチという行為を
危険と判断する可能性が有るからです。

慢性化した痛みは、言い換えれば、
動くことへの危機感の現れなのです。

もう少し専門的に言えば、
運動管理役の脳の領域(無意識領域)が、
痛みが出ている動きに関して、
その動きに供う患部周辺に起きている現象を
上手く把握・対応できていない状態
(運動情報を上手く処理できない状態)
が痛いという感覚になっているのです。

つまり、
運動管理役の脳が、
運動指令を出すための目安となる
正確な運動状況を見失っているんです。

意識領域、無意識領域を問わず、
脳は、危険だと感じている要素に
非常に過敏に反応します。

ストレッチは、
運動性反射を筋肉に導きます。

ストレッチに伴う運動性反射は、
実際の人の動作で観られるような
筋肉の働きに類似した筋活動を導きます。

慢性化した痛みを持っておられる人の脳は、
動くことへの警戒が強くなっており、
動くことと類似した筋肉の働きを導く
ストレッチに対しても、
非常に過敏な拒否反応を示す事があります。

その過敏性に伴うストレッチへの拒否
(=痛み)を回避するには、
相当に繊細な調整が必要です。

御自分でスチレッチをされる時の注意点

ご自分でされるストレッチは、
その力の加わり具合や方向が
あらかじめ予測出来るので、
極端な過敏性は少ないことも多いのですが、
それでも、慢性化した痛みの強さ次第、
または、
身体への影響を評価する
脳の無意識領域の判断基準次第では、
自らが行うストレッチ行為も
危険な行為と評価されかねません。

ですから、
ストレッチ様の行為を行う時は、
くれぐれも無理をしないことです。

私の感覚で言えば、
身体に良い適度なストレッチとは、
伸び感を感じるか感じないか程度の伸ばし加減
で行うストレッチだと思います。

慢性化した痛みをお持ちの人は、
更に御用心ください。

スチレッチや健康体操に関する疑問や質問も

下間整骨院にお気軽にお問い合わせください。

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