錦織圭選手のサーブ動作への私の考察

錦織圭選手のサーブ動作への私の考察

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まずは、先にお詫び申し上げます。

何をかというと、私が単なるテニスを見ることが好きなだけの未経験者だと言うことをです。

そして、そんな私がこれから書こうとしている記事内容にテニス経験者の人が『未経験者に何が解るんというんだ』と言った不快感を抱かれるかも知れない事に対して先にお詫び申し上げておきます。

何より、世界5位という、有り得ないほど素晴らしい選手のサーブをある意味否定的に捉える発言をしてしまう事をお詫び申し上げます。

ただし、おふざけや批判のつもりで書くのでは無く、動作分析のプロと自覚している私の視点での錦織圭選手のサーブ動作への考察内容の中にテニスプレイヤーにとって少しでも役立つ要素があればと思いで書かせて頂いています。

(このサーブ動作分析は、2017年1月時点でのサーブ動作を参考にしています。)

テニスのサーブを構成している身体全体としての動きの要素

硬式テニスのサーブのほとんどは、右打ちの場合

  1. 右足に体重を寄せ気味にして股関節は曲げない姿勢で上体は反るようにして膝を曲げて屈む
  2. 左足を前に踏み出して体重乗せていく(左足方向への前方移動)
  3. 左足を軸にしての跳躍と相手コート方向への水平回転を全身で行いながらボールを打つ

このような動作シーンで成り立っています。

というよりは、テニスのサーブ動作を人の動き方という見方で考え易いように私なりに動きを分割してみました。

錦織圭選手のサーブ動作の欠点(あくまでも私の視点です)

私が楽天オープンで錦織圭選手の試合を見ていて気付いた点を書いていきます。

まず、ファーストサーブとセカンドサーブに違いが有ることは、テニス経験者であれば、誰もが御存じかと思います。

しかも、ファーストサーブの方がよりシビアにコースを狙い、強く打とうとしていることも当然の行為でしょう。

ですから、ファーストサーブが外れ易いのは当たり前なのは経験者ではない私にも理解できます。

ただ、それを差し引いても大きな欠点が私には見えました。

それは、ファーストサーブの時の先ほど動作分割した2のシーンにおいてです。

その欠点とは、ズバリ、前に向かう勢いが強すぎることです!

2のシーンでの前に出る勢いは、3のシーンでの水平回転方向の全身運動で得られる遠心力を伴ってボールを打つ時の勢いに加勢する身体全体としての運動力(慣性力)となります。

この慣性力の強さは、腕の振り下ろし動作によるボールを相手コート方向に飛ばす力を加勢して大きくしています。

となれば、一見、2のシーンでの前に向かう勢いが強いに越したことはないかのように思えます。

ところが、2のシーンで作り出される全身の運動力(慣性力)は、相手のコートの方向に向かう力ではありません。

そして、2のシーンの力は、3のシーンでの遠心力以外のもう一つの重要なボールを強く打つ為の力を作り出す要素である跳躍動作にも大きな影響を与えます。

身体の跳躍運動で最も大切なのは、地面を蹴る方向とその方向に対する身体重心の位置との関係です。

身体重心の位置が地面を蹴ったことで作り出された浮き上がる力のベクトル線から離れれば離れるほど浮き上がり効率は悪くなります。

ただし、このような動作の効率化を図る調整は、意識でコントロールしているのではなく、無意識下で跳躍ベクトル線に対しての身体バランスの調整として行われています。

つまり、跳ぼうと考えただけで、その動きに慣れていれば、跳び上がる為に必要な身体バランスは自動的に調整されています。

ですから、2のシーンでの勢いが多少強くとも、跳び上がる動作を大きくは邪魔しません。

ただし、一旦跳び上がってしまえば、完全に跳ぶ方向に変換仕切れなかった2のシーンでの左足に向かう方向の勢いの影響は空中で現れてきます。

この2のシーンでの勢いは、先にも書きましたが、ボールを打ち込む方向とは、異なる方向の力ですから水平回転で相手コート側に向かう力へと変換されねばなりません。

であれば、2のシーンでの勢いと3のシーンでの水平回転との力のバランス、そして互いの動きのサーブ動作上での取り込みタイミングは、サーブという動作の完成度を求めるに非常に重要な要因となります。

テニスのサーブのように手で(ラケットを通じて)ボールを飛ばす動作は、その勢いの多くを身体全体の動きに委ねていることが通常です。

より多くの動きが参加するほどに作り出す力は多くなる傾向にあります。

ただし、それは、参加している動きの要素が上手く協調性を示している事が前提です。

より多くの動きが一つの動作に参加しているほど、身体全体の動きをコントロールするという点においては、多くの調整要素を必要とし、課題が多くなり、難しくなります。

動作の完成度を上げるための調整要素が多いほど、そこに関わる動きのコントロールがしづらくなるということは、単に一つの動作に組み込まれている動きの数を指す現象についてのことだけではありません。

決められた動作、つまり、同一の数の動きの組み込みであっても、錦織圭選手のサーブの2のシーンのように動作全体としての調和を乱す程に強い力を持った動きの要素が混じっているとその後から続く動きの要素を用いての調整が難しくなります。

テニスのサーブの場合、2のシーンの勢いが強いと3のシーンでの水平回転の勢いも強くする必要があります。

2のシーンの勢いは人体正面方向の動きであり、その前の1のシーンの動きの影響をコントロールしやすい方向です。

ところが、3のシーンでの水平回転では、2のシーンで作り出された影響に対して、その方向性を大きく是正する必要があります。

加えて、ほぼ同時に起こる跳躍の影響も受けています。

ですから、2のシーンでの勢いを強める事よりも3のシーンでの水平回転を強めることの方がはるかに困難なのです。

結論を言えば、錦織圭選手のサーブは、強く打とうとする意識のあまり、助走シーンとも言える2のシーンでの、出した左足に向かう方向への勢いを強くし過ぎています。

その結果、2のシーンで得た勢いを調整する水平回転の始まりが早くなりすぎたり、足りない水平回転要素を上半身の筋力による回転に頼り過ぎたりしているのです。

少なくとも私にはそう見えました。

私は、人の動きを見て何処に1番負担がかかっているのかを見極めたり、強すぎる力みがある場所を見つけたりすることが得意です。

この特技で錦織圭選手のサーブを観察し、現れている動きの中の行きすぎた慣性力の影響を見極めて先の考察をしました。

因みに、サーブのような一つの定型的な動作では、まずは全体としての動きの完成度を目指すことが最優先されています。

時には、腕の動きをも参加させて。

もしも、全体動作の完成度を落とすような要因が参加している複数の動きの中の何処かにあれば、ボールを打つ腕の動きさえもその影響を調整することに協力します。

この調整は、無意識下で非常に精巧に、かつ、瞬時に行われていますので、本人には自覚出来ません。

腕の動きが全体動作のバランス調整に使われていれば、肝心なボールを打撃する為のコントロールに狂いがでても全く不思議ではありません。

と、こんな感じで私は錦織圭選手のサーブを分析してみました。

これ以上は、錦織圭選手のサーブ動作の修正方法も含めてここに書くのを控えさせて頂きます。

余りにも失礼な発言になっては行けませんので。

スポーツ動作能力の向上も下間整骨院に御相談ください。

錦織圭選手が私のブログなどを御覧になるとは思えませんが、ここに題材として挙げてしまった事についての無礼をお許し願いたいと思います。

フォロー宜しくお願いします


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