球技や格闘技など物体への手足からの出力が重要なスポーツの一つの上達方法 その1

球技や格闘技など物体への手足からの出力が重要なスポーツの一つの上達方法 その1

 

野球、テニス、サッカーなどの球技や格闘技といった、

手や足による球や相手への出力(加える力)が重要な要素となる競技の上達には、

身体全体の回転力(水平回転)を上手く利用できるかどうかが鍵となります。

 

身体の水平回転を伴う動作は、回転軸となる足と身体との位置関係と

軸足と重力(体重)との関係によって動作全体の質とコントロール性能が決まります。

 

回転動作を要する手や足からの出力量は、

身体全体の回転が作り出した運動力(慣性力・遠心力)を基盤の力(コリオリ力)とし、

その力の流れ(運動方向)に手や足の動きを同調させることで大きくなります。

 

ですから、身体全体の回転効率が回転動作全体の質の高さやコントロール性能につながります。

 

コントロール性能が高くなる理由については、次回のブログで解説していきます。

 

身体の水平回転の円滑化は、先にも書きましたが、

軸足への体積配分と軸足と地面との間に発生する摩擦抵抗力(重力)に大きく左右されます。

軸足への体積配分を効率良くする方法

軸足への体積配分は、非常に重要な回転効率の要素ですが、

そのことを意識で考えて動作することは、

スポーツの競技環境の中では、ほぼ間違いなく不可能です。

 

では、どうすれば良いのか?

 

まず、慣れた動きは、意識しなくても、

ほぼ自動調整されていることを知っておいてください。

 

殆どの慣れた動作には、意識的な細やかな動作への配慮は必要なく、

そのような無意識化された動きへの細やか且つ高度な調整をもって

動物は色々な動きをこなしています。

 

ここで大切なことは、無意識下での高度な動きの調整は、

今その瞬間の、もしくは、直前の運動状態(力学的条件・身体各所の関節角度)などに合わせて

動作の目的(意思)を完成させることを目指しているということです。

 

特に身体全体の水平回転が取り入れられた動作では、

無意識下の調整は、回転動作そのものの質よりも

動作を行うための目的が果たされるかどうかを優先する傾向が強くあります。

 

仮に現状の運動態勢が水平回転に不利な軸足位置であった場合でも、

理想的な水平回転を崩してでも動作目的を達成するための動きの調整が行われます。

 

このような場合、運動能力は、理想的な回転動作が取り入れられた時に比べ

大きく劣ってしまい、時には怪我の原因にもなります。

 

では、どうすれば、水平回転の理想的軸足位置が確保できるのか?

 

その答えは、多くの場合(野球のバッティングは例外)、軸足の膝の動きにあります。

 

軸足となる足を踏み込む時、地面に足が接地する直前に膝を曲げることで

上手く回転軸としての高い機能を発揮できます。

 

ただし、それぞれに異なる運動力量に合わせた曲げ角度である必要があり、

それを意識的に行うことは不可能です。

 

そこで、軸足が理想的な水平回転軸となるための

最も有効な動作起点としての意識付けが、

軸足を着く方向に股関節を曲げて軸足側の肩を出すようにしながら

軸足を出していくことにあります。

 

もっと簡略化した言葉にするなら、

“腰を曲げて肩を出す”です。

 

そうすれば、よほど意識しないかぎり膝を伸ばして着くことはなく、

また、倒れそうな上半身を上手く支えるという脳の防衛反応が働き、

自動的に最も身体を支えやすい”脚の形”作り出します。

 

つまり、運動力の量や方向に合わせた理想的なバランスの取れた膝角度(態勢)を作り出します。

 

一つの軸(軸足)への倒れない体積配分(バランス)は、回転運動にとって理想的です。

 

また、倒れるという明らかな危機への回避に関連する無意識下での運動調整は、

“動作目的を達成する”という意識が関わる運動調整を通常は凌駕します。

 

つまり、間違った軸足の動きを無意識下で正確に自動調整してくれるのです。

 

もちろん、このことは、動作目的が達成出来ないことを意味しているのではありません。

 

軸足の動きとしての間違った意識付けや習慣にそって行われている動作の時に起こる、

動作目的を達成するための無理矢理な運動調整よりも優先されて起こる運動調整を上手く利用するということです。

 

その結果、効率化された水平回転が取り入れられた動作として

運動目的が達成されれば、無理矢理な運動調整による運動目的の達成に比べ、

その運動の質ははるかに高まっていて当然なのです。

 

なによりも、本来の正しい水平回転軸が作り出されることで同期して起こる

動作目的を達成するための動きの調整はより自然で容易なものになります。

 

突然ですが、その2に続きます。

 

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