徒競走で速く走れるようになりたい小学生の皆さんへ その1スタートを考える

徒競走で速く走れるようになりたい小学生の皆さんへ その1スタートを考える

※文中の青い文字をタップ、または、クリックして頂くと関連ページにつながります。

まずはじめに、小学生の皆さんへ。

これから書いていく文章は、ことばのいみを間違えないように少し難しいことばを使っていることもあります。

ですから、できれば、お母さんやお父さんといっしょに読んでください。

本題に入ります。

効率的で正確な練習目標を持って苦手種目を克服。

今回のブログは、体育の教本作りシリーズ第一弾です。

短い距離を速く走るという競技、いわゆる短距離走は、スタートの効率化とスタート姿勢から走行姿勢へのはっきりした変化を心掛ける。

そして、走行時の上半身の横方向への無駄な動きの除去(取りのぞく)を行えば一般的には、記録は相当に伸びるはずです。

スタート動作の効率化で速くなる方法

前提として、今回は、スタンディングスタートでの短距離走を想定した動作解説とさせて頂きます。

立った姿勢で前に体が移動していくという行為を出来るだけ速く行うことが走るということです。

前に移動していくには、前方向に向かう力が必要です。

大まかには、走っている時の前方向の力は、地面を蹴って得られる反発力と重力(下方向の力)、慣性力(走る方向への移動を保とうとする力)が合わさって作られています。

スタート動作では、慣性力はありません。(厳密には止まった状態を保とうとする力になっています)

そこで、スタート動作で活躍するのが重力と蹴る動作による前方向へと移動するための力です。

重要なのは、この2種類の力の利用方法です。

スタートが苦手な子供さんの殆どが、地面を蹴ることを主にしてスタート動作を形作っておられます。

実は、地面を蹴って前に出ようとすることが、スタート動作の効率性を低くしている原因になっていることがよくあります。

何故かというと、地面を蹴って得られる反発力の方向は上方向、もしくは、上前方向です。

しかも、蹴ろうとすればするほど体重を蹴り足に残す必要があります。

もし、蹴り足に体重が残っていれば、前方倒れこみによる重力の利用が不十分になります。

また、地面強く蹴ることにより得られる力と中途半端な前方倒れこみによる前下方への重力利用が同時期に起これば、蹴った足が後方に滑るようにずれることが多くなり、これによりタイムロスすることになります。

これらの動作上の欠点は、スタート時の前に倒れ込む動作を上手くこなせるように練習することで大きく改善されます。

スタート時の重力利用方法としての倒れ込む動作の練習

スタート時の前に倒れ込む動作は、実は、ある条件が揃わないと上手く倒れることができません。

その条件とは、前後の体重バランスが前に出している足を起点に上手く配分されていることです。

もっと具体的に言えば、頭部、及び、上半身上部とお尻、及び、後ろに引いた足との間でバランスが取れている状態です。

バランスが取れているかどうかの確認は、スタート時の構えで後ろに引いた足を少し浮かせてみて、前に出した足一本で無理なく立つことができるかどうかで判断できます。

この時のコツは身体を半身に構えることです。

半身(斜め)に構えることで、前に出した足の足首、膝、股関節を力抜くように曲げるだけで前後バランスが取りやすくなります。

この状態で、実際に走る際の『位置について』の掛け声の時には、前に出した足の指の付け根辺りを前後の体重のバランス起点、すなわち、最も体重のかかっている場所とします。

次に『ヨーイ』の掛け声で最も体重のかかっている場所を指に移していき、『スタート(ドン)』の号令で前に倒れていけば、自然に後ろに引いていた足が前に踏み出していきます。

この時、前に出した足は、意識していなくても、身体が前に倒れこむことで発生した前方に進む力が大きくなる(追随する)ように地面を効率的に蹴る動作が起こります。

この前下方に倒れこんで得た推進力を追いかける無意識での蹴り動作(前上方の推進力)は、身体の動きを脳が無意識の内に走るという意識を前提にして分析した結果として現された動きです。

このような脚運びこそ、人の動きの種類の中では、最も理想的となりやすい動作です。

結論から言えば、スタートは、如何に上手く前に倒れこむ動作を取り入れられるかが鍵となります。

ですから、徒競走の時のスタート練習は、効率の良い倒れ方を取り入れる練習を意識的に行ってください。

次回は、スタート動作から走行姿勢への変化についてです。

フォロー宜しくお願いします


Warning: Division by zero in /home/shimotsuma/xn--asc-522eq20jw2l746b.com/public_html/wp-includes/comment-template.php on line 1382

コメントを残す