小学生の子供さんの体育の悩みを解決していく教本作り 速く走るその2スタート動作から走行姿勢への変化

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このブログからお読みくださる人は、できれば速く走るその1小学生体育での運動音痴を直すを先にお読みください。

また、小学生の人は、お母さんやお父さんに一緒に読んでもらってください。

スタート動作(姿勢)からの走る姿勢への変化の重要性について

前回のブログで解説しましたが、短い距離を速く走る時のスタートは、記録を伸ばす上で非常に重要であり、その動作には前下方向の倒れ込み動作をどれだけに上手く取り入れるかが重要になります。

ですが、前下方向の倒れ込み動作による運動力(動くための力・動力源)は、いつまでも必要なわけではありません。

その理由は、一つには、倒れる力の方向は、本来は前斜め下方向であり、倒れる角度が大きくなる(体が地面に近くなる)ほど倒れる力の方向は下方向に強くなるからです。

もう一つは、走り出すと慣性力という力が身体全体にかかるようになり、その力は、走っていく方向と同じ方向に働いています。

その走行方向の慣性力に乗って地面を蹴る足の蹴り効率を上げることが理想的な走り方になるのです。

しかし、倒れ込み動作(前傾)姿勢がいつまでも残っていると、慣性力と重力を利用しての蹴り効率が悪くなります。

ですから、走り出し後に走行方向の慣性力が取り入れられたら、出来るだけ速く正しい走行姿勢になるようにするためのスタート動作からの変化が必要です。

余談ですが、昨今の陸上界では、少しの前傾姿勢を残すことを重要視する指導方法もありますが、この走り方は、正直なところ、理論上は不正確だと私には思えます。

もし仮に私の知識不足による考え違いであったとしても、実際に上手く行くかどうかが大変難しいと私には思われ、小学生向きではないと思いますので今回はより確実性の高い方法で解説していきます。

実際のスタート動作から走行姿勢への変化方法

走行姿勢では、蹴る足が体を前に運ぶ為の動力となります。

さらに、重力という要素も走る動きには重要な力となります。

加えて、慣性力も前に体を運ぶ動力となりますが、慣性力は、速度に合わせて自然に一定の割合で起こる力ですから、自分の工夫できる要素はあまりありません。

ですから、走る動き(姿勢)の効率化は、前傾の割合(角度)を調整することによる地面の蹴り効率をあげることが本質となります。

先にも書きましたが、重力を利用する前傾は、倒れる角度が強すぎると

重力の本来の力の作用方向が前下方向に強く示されるようになり、走るために必要な力の方向とは違ってきます。

スタート時の程よい角度の倒れ込みは、前下方向に働く前に転びそうな力を利用しての前進力となりますが、その反面、地面を後ろに押しやる(実際には地面は動かないので体が前に出る)方向の蹴る力を体に伝えにくくしてしまいます。

スタート時は、慣性力が進行方向には0であるため、倒れ込み動作による重力利用で前進方向の力を取り入れる方が蹴る動作だけを中心にしたスタートよりも強い前進力を作り出せます。

しかし、一旦、慣性力が発生した(前進方向のスピードに乗った)場合、倒れ込みによる重力利用は、蹴る足の真上にある体重量を減らし、蹴り効率を悪くしたり、前進方向とは違う前下方向の力を強く作り出すことになり、差し引きすると返って走行動作全体としての前進力が少なくなってしまいます。

走るという動作は、前方向への倒れ込みを取り入れた動作ではあるのですが、何処から倒れ込む力を作り出すのかが重力や蹴り効率の面からは重要となります。

この解説は、次回のブログで詳細に行いますので今回は省きますが、難しく考えなくても、人の体は、歩くことや走ることに見合った進化をしていますので、単純に体を起こして(股関節を伸ばすようにして)走ればいいのです。

もう少し具体的に言えば、スタート時の前傾は、足首、膝、股関節を少しずつ曲げて前後バランスを取りやすい姿勢にしましたが、走行姿勢では、股関節をスタート姿勢よりも伸ばし、骨盤から上を地面に垂直に立てるようにして走ります。

意識的には、スタートした後に出来るだけ早い段階でヘソから下の下腹部を少し突き出すようにします。

そうすれば、前傾であった上半身は、綺麗に垂直になります。

理想的な垂直に立った状態は、自分では確認できませんので、走っている姿をお母さんやお父さんに見てもらい、アドバイスを受けましょう。

綺麗に上半身を垂直に立てて走れていると言われるようになったら、その時の感覚を忘れないように何度も繰り返し、その感覚を頼りにして下腹部の突き出しぐあいを身につけていきましょう。

スタート動作から走行姿勢への変化は、練習で身につけた正しい走行姿勢だという感覚になるまで下腹部の突き出し動作を行うことで完成します。

どうしてもスタート動作の前傾姿勢から体を起こせない時は、まずは、後ろに上半身がのけ反るぐらい大袈裟に下腹部を突き出してみてください。

それさえできれば、以後は、垂直になる程度までで下腹部の突き出しを止めておけばいいだけです。

それも出来なければ、鉄棒下を体を後ろに反らしながらくぐる練習をしてみてください。

そんなに低い鉄棒の下をくぐる必要はありません。

反る動きを体(無意識の脳)に憶えさせるだけでいいので、

少し反ればくぐれる高さで十分です。

そこで身につけた動きを、スタート動作から走行姿勢への変化の時に使うのです。

今回は以上です。

疑問や質問は、お気軽にお問い合わせかコメント欄にどうぞ。

次回は、走る動作の効率化=足を速く動かす方法についてです。

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