マット運動の怪我を防ぐ その2 後転で首を捻挫しない方法

子供がマット運動をする時、
手の支え動作に問題があれば、
首の捻挫を起こす可能性が高くなります。

マットでの後転運動は、
手の突き上げ動作で終わります。

その突き上げ動作が上手くいかなければ、
首に体重が大きく掛かります。

首に大きな負担が加われば、
首の捻挫を起こすことになります。

マット運動の後転
という動作の分析

マットでの後転運動は、
屈んだ姿勢からの後方への倒れ込みと
その勢いに乗って縦回転することで
成り立っている動作です。

本来は、
屈みこんで身体全体に丸みを持たせれば、
そのまま車輪状に後方に回転して行けば
完成する動きです。

それには、
臀部周辺の重み(体積)を
上手く利用する必要があります。

臀部の重みは、
後転初期には後下方へと下がって
回転を促す力を生みますが、
臀部が上方に上がる動きに変わった時には、
回転を妨げる要素となります。

更に後方回転が進んで
身体の中の最も高い位置に臀部が来れば、
その位置を越えてからは、
臀部の重みは、
再び、回転を促す力の源となります。

臀部の重みが、
回転を妨げる位置から
回転を促す位置へと変わるように
後方回転時の身体の最も高い位置を
臀部が超える為には、
最初に行う後方倒れ込みの勢いだけでは、
少し足りない場合もあります。

そこで、
地面に着いた手で
地面を突き放すように押して、
上半身を押し上げるとともに、
臀部の頂点超えを促すのです。

後転が出来ない理由の多くは、
後転倒れ込みの時に
身体が車輪状に丸くなれず、
後方縦回転ではなく、
単なる後方転倒になっているからです。

その最大理由は、
手を着こうとする意識が強く、
身体を丸くするという行為と
手を着こうとする動作
によって起こる後転体勢への影響が
競合し合うことにあります。

後転での手の着き方と
突き上げ方法

マット運動の後転という動作での
理想的な手の着き方は、
身体を丸めるようにして
後方へと倒れ込むことで作った
回転力を充分に後転運動の勢いとして
取り入れた後に手を着く動作に
切り替えいくことです。

ただし、
時間的にわずかといえる
後転動作の中の一つの瞬間に、
どのタイミングで手を着くのかは、
実際に後転を苦手とする者にとっては、
わかり難いはずです。

それでは、
後転が苦手な子供さんが、
後転を上手く出来るようになることは、
いつまで経っても難しいように思えます。

しかし、実際には、
後転を指導する者に
動作に関する正しい知識があれば、
そんなに難しいことではありません。

人の運動機能の大部分は、
意識でコントロールしているのではなく、
無意識でコントロールされています。

しかも便利なことに、
慣れた動作では、
その動作を効率よく成り立たせる為の
身体の各部の動きが、
本人が意識しなくても、自動的に、
最も良いタイミングで発揮される
ようになっています。

ところが、
このような無意識の運動調整よりも、
人の意識に関連した動きの方が、
運動の実行内容として優先される傾向
がとても強くあります。

例えば、
後転運動の場合、
『手を着く』という意識や
『恐い』という感情に伴い、
後方に手を着くことに
優位となる身体の動きが
自動的に優先され、その結果として、
“身体を丸めるようにする動きを妨げる”
といった動作競合を招くことがあります。

後転動作の初期に、
後方に手を着こうとすれば、
後方に手を着きやすくする体勢
(首や背中の反りが起こる)が促され、
身体を丸める方向と逆行した力
(身体動作)が後転運動に加わってしまいます。

結果的に、
不完全な屈み姿勢の状態で
後転しようとするので回転効率が悪くなり、
手を突き上げるべきタイミングの体勢に
至らずに後転の勢いが止まってしまいます。

車輪状に丸めた身体が
縦回転方向の運動力を失って静止すれば、
安定性失い左右どちらかに倒れ易くなります。

この時、
頚椎捻挫(首の捻挫)を起こす
危険性が高くなります。

後転の練習目標

後転も前転同様
2種類の動きが連続して起こる動作だと考え、
それぞれの動作の中の大切なことを
実行すれば上手くできるようになります。

後転を構成する2種類の動作とは、
身体を丸めて後方に転がる動作と
手で丸めた身体を突き上げる動作です。

身体を丸めて後ろに転がる動作は、
とにかく丸くなることと、
その体勢を保ちながら後ろに転がることです。

この練習は、
膝を抱えて行うと上手く出来るようになります。

ただし、
転がり過ぎて首に体重がかからないように
補助をしてもらいましょう。⇒詳しくはコチラ

補助する人は、
転がりすぎて首に重みが乗る体勢になる前に
回転を止めてあげてください。

後方回転に勢いがついて来れば、
膝を抱えないで後方に転がり、
続いて手を着く練習です。

ただし、
膝を抱えていなくても
抱えていた時と同じように
身体を丸くして後転に入ってください。

手を着く動作を始めるタイミングは、
背中の肩甲骨の上方あたりが
地面に着いたのを感じたぐらいです。

そして、
地面に着いた手の平に
地面(マット)の接触を感じたら、
肘を伸ばします。

このタイミングの練習をすれば、
安全で綺麗な後転運動が出来るようになります。

御不明な点がありましたら、
お問い合わせより御連絡ください。

また、
子供さんにとって
体育での苦手種目があれば教えてください。

それに合わせた記事を書きますので
御要望ください。

私は、現在、微力ながら、
この国のスポーツや運動、トレーニング
に対する意識改革を進めて行こうと
考えています。

御賛同くださる人御興味ある人は、
こちらのページ
是非お読みになってみてください。

コチラにも子供さんの運動能力を上げる
ための方法を色々書いてます。

フォロー宜しくお願いします


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