コリオリ力の利用と球技動作のコントロール性能

コリオリ力の利用と球技動作のコントロール性能

 

ピッチングの送球コントロール、テニスや卓球の弾筋のコントロール、

サッカーのボールコントロール、バレーボールのアタックなど、

球技は、ボールを何処にどのような軌道で向かわすかが非常に重要になります。

 

そのコントロールは、意識はしているものの、

自身の動作の細部を正確に調整できている訳ではありません。

 

ですから、同じ個人であってもコントロール性能に日によるバラツキがあり、

時には、精神的緊張や疲労などの影響で一つのゲーム中でもコントロール性能が変化します。

 

今回のテーマは、そのような意識では調整しきれないコントロールという要素を

少しでも向上させる方法について書いていきます。

 

コントロール性能は、意識のみでは到底調整仕切れませんが、

逆に、目標を意識するだけで上手く行くことも慣れた動作では良くあることです。

 

そこには、動作の特長である

“動作することの目的を意識すれば、慣れた動作の調整は目的に向かって自動調整される”

という機能が働いています。

 

自動調整ですから、意識が関わらなくても行われるということであり、

無意識下の調整ということになります。

 

目標にボールを向かわせる意識は絶対的な前提条件なので、

コントロール性能の鍵は、無意識下の調整にあるといえます。

無意識の運動調整の特長とコントロール性能

無意識に行われている運動調整は、

動作の中の複数方向の力を調和を取りながら一つの動作目的へとまとめていきます。

 

その調整能力は、非常に優れています。

 

複数ある動作中のそれぞれの方向に働く力は、

同じ動作であっても繰り返される度に異なる力量となっています。

 

それにもかかわらず、無意識下の運動調整は、

それぞれのケース合わせて個々の方向の力量や方向を相殺調整し、

動作目的を達成させてきます。

 

その作業の特長は、動作の初期から起こる

コリオリ力となるような身体全体の動きが作り出す力の量や方向に

以後に動作に参加する動きを調整するして相殺する傾向が強くあります。

 

仮に、水平回転動作の不備に伴うコリオリ力不足があれば、

以後に続く、直接的な投球や打つ、叩く、蹴るなどの動作を担う部位(腕や脚)の出力量が大きくなります。

 

投球やストロークなどの動作の目的を最終的に担う部位での筋力量の増大化は、

その場所での動作微調整という筋肉の働きを少なくしています。

 

なぜなら、動作を微調整する為には、動作状況に合わせた脱力が必要なことも多いにあり、

そのような使い方が出来てこそ、コントロール性能が高まる条件が揃うのです。

 

ところが、コリオリ力(慣性力)不足やその方向の不適切性によって

動作目的を達成させるための直接的な動きを担う腕(サッカーでは脚)に

筋力量の増大が求められれば、コントロール性能の向上に必要な運動条件に合わせた脱力が上手く行きません。

 

つまり、コントロール性能の向上は、

コリオリ力の適正化と

それに伴う直接的にボールに影響を与える動きをする部位に

筋力量の増大という課題を与える割合を少なくすることで成立するということです。

 

筋力量の増大=筋力量の増大という課題が大きくあり、

更にそこにコリオリ力の不適切性の相殺修正というかだも加われば、

コントロール性能の向上という課題を上手くこなすことは難しいといえます。

 

結論として、動作中に取り入れられているコリオリ力(全身の回転力)を適正化し、

ボールを直接的に扱う部位の出力という課題や不適切な動作の相殺修正という負担を減らすことが

本来の無意識下の動作調整能力を最大限に引き出す要因になると考えられます。

 

 

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