真実の若さを保つ方法(アンチエイジング)は、無駄を省くことです。
前回のブログでは、↓
『少し見方を変えるとともに、
脳の持っている”適応性”や
意識と無意識の関係に注目すれば、
アンチエイジングも
一定の範囲であれば可能かも知れません。』
とのお話をしました。
今回は、その内容についてお話します。
アンチエイジングを
考える上での前提条件
私の考えるアンチエイジングを
説明させて頂くにあたり、
以下の3つのことを前提として、
今後、話を進めていきます。
・脳の衰えの正体は、
身体活動テーマに対する
神経の活動内容の劣化であること。
・テーマに対する膨大な数の神経の
協調作業能力の衰えは、
通常は、回復困難であること。
・全ての老いに脳のテーマに対しての
対応能力の低下が関わりを持っていること。
アンチエイジングへの
下間整骨院の考え方
生命活動としての各々のテーマへの
感覚情報(状態や現状)の処理や
処理した後の適切な対応が
遅くなっているならば、
その遅くなった処理と対応能力に合わせて
テーマ自体を”ゆるく・小さく・効率的に”
すれば良いと私は考えています。
テーマ自体をゆるくするというのは、
具体的には、テーマに関わる組織
(筋肉、内臓、神経など)の活動量を落とす、
または、
活動スピードや活動ペースを緩やかにする
という意味です。
人の動きを例にして解説する
アンチエイジングの方法
生命(身体)活動に関連する衰えの現れは、
老いた時(人)の典型的特徴として、
誰もが認識している事も少なくありません。
例えば、
人の動きに必要な情報処理能力の衰えに対して
自然と起こっている対応策が、
年を取ると動きが遅くなるという現象です。
これは、
多くの人が認識する事実でしょう。
人の行動への管理・調整という面において、
その働きが衰えると
テーマを実現させるために行われる
脳の情報処理量の範囲内に合った行動内容に
自然と(無意識に)調整されていることが
少なくありません。
そのことを認識し、
生活環境や行動内容を調整する
という考えを持つことは、
老いから身体を守る上で非常に重要です。
ですが、それだけでは、
ただ単に、
無理しないって事がアンチエイジングです
と言ってるだけになります。
もちろん、
私の提案するアンチエイジングは、
それだけではありません。
私の提案するアンチエイジングは、
無理をしないという事だけでは無く、
生命活動を行う上で必要な情報処理の
効率化を図るという考えも取り入れた
アンチエイジングです。
アンチエイジングに必要な
予備知識としての脳のお話
脳は、非常に多くの感覚情報を分析して
行動や思考、内蔵の活動内容、筋力量、
果ては、脂肪の燃焼や肌の皮脂の分泌量、
皮膚の分裂速度までも決めていきます。
脳は、生命活動に関わることの全てを
どのように対応すべきか決めています。
その殆どは、私達が意識していなくても、
無意識の内に精密に完遂されていきます!
そんな生命活動の基準になるような
脳内での情報処理は、
基本的に足し算か引き算(2進法)です。
この情報は必要、これは要らない、
こっちはこれだけ必要、
こっちは少し必要といった具合にです。
脳の働きからみた
アンチエイジングのための効率化とは?
生命活動の内容を決めるためには、
身体の内側や外側の環境が
どのような状況にあるのかを
脳は知る必要があります。
そして、
その身体の内外の状況を
どのように扱うかという
分析と判断も必要不可欠です。
このような脳が行う無意識下での作業行程の
効率化を図る最も簡単な方法は、
要らない情報を始めから入れない
ということです。
例を挙げるなら、
“ながら勉強しない”や
“ながら仕事をしない”ということです。
テレビを見ながらの勉強や
音楽を聴きながらの勉強は、
若い時には出来たかも知れませんが、
年を取ると困難になります。
若い時であっても、
単独で勉強だけをする方が効率的です。
この考え方を全ての行動や生命活動に
当てはめて考えれば、
無駄を省く方法が、
いくつかの生命活動テーマにおいて
見出だせるのでは無いでしょうか?
人の生命活動テーマの中でも、
無駄を省く事が最も出来やすいのが
食事と運動(動作)です。
食事に関しては、
私の著書を御参考ください。
⇒夕食白米ダイエット
人の運動や動作の効率化
(アンチエイジング)を図るには?
ここからは、
人の運動や動作の効率化を図る方法
に関するお話しをしていきます。
人の行動と動作の不備に関わる運動痛
人の行動には、
常に重力が関係しています。
そして、
殆どの場合、行動の切っ掛けには、
意思(行動理由)が関わっています。
この2つの要素を上手く使うだけでも
動きの効率は良くなります。
すなわち、
脳の情報処理への作業量を
行動というテーマの中で減らすことができます。
ただし、
何かをしようと考えるのは意思ですが、
その目的を果たす為に身体を動かす
という行為(詳細な動作内容の調整)と
その動きの質に関わりが深いのは、
脳の中の無意識で働いている領域です。
身体を動かすという行為の動作内容とは、
体幹や手、足の動かし方(使い方)のこと
を意味しています。
動き質とは、
動くスピードや滑らかさ、強度などの
良し悪しを意味している言葉です。
これらの無意識の運動調整は、
何かの切っ掛け(運動意思など)によって
自然に導かれている現象です。
その内容は、
意思によって導かれた
最初の動きや身体への重力の加わり具合
によって左右されています。
そして、
脳のテーマ達成のための情報処理の結果
として導かれた動作内容の良し悪しは、
運動目的さえ達成されていれば、
痛みが出ない限り、その内容や達成率は、
本人には自覚出来ません。
逆に言えば、
意思による運動目的(前に行きたい等)を
果たす為に動いた(歩く)ことで
痛みを感じるということは、
運動をする(歩く)ために必要な
身体内外の環境情報の処理やその対応が
上手く行われていないということです。
運動痛の原因や治療効果から導いた
運動機能へのアンチエイジング
私は、治療活動の一環として、
スポーツや日常動作の不具合
(非効率的な動き)を見つけだし、
その動きの修正アドバイスを行うことで
痛みという脳の情報処理の不具合を
根本的に解決しています。
私が考案したASC他動的運動療法は、
その施術理論効果からして、
正に効率的な運動(情報)そのものです。
実際に私の日常の治療活動の中で、
慢性化した痛みに対して
高い鎮痛効果を発揮しています。
慢性化した痛みの感覚は、
脳の運動感覚の情報処理に関わりの深い感覚です。
つまり、
動作の老化に関連性が強い脳の働き
によって創り出されている感覚です。
その感覚を実際に改善出来ているのです。
痛くて動きが悪くなっている方に
ASC他動的運動療法を受けていただくと
施術後に殆どの人の動きの質が
滑らかになり向上します。
痛くて動きが悪くなっている
(=力感覚の情報処理不良)という状況は、
長年に及ぶ時間単位の中で緩やかに起こる
情報処理能力の低下(老化)に似た状況です。
その状況をASC他動的運動療法や
痛みの原因動作の修正という手段を用いて
慢性化した痛みを改善出来るということは
、、、(御想像にお任せします)(^へ^)
効率的な動きの情報を脳に伝え、
更に、その情報を脳に処理させることで
慢性化した痛みを取り除くことが
出来ているということは、、、
その方法を作り上げた理論(ASC理論)は、
アンチエイジングのしゅだんとして
利用できるということです。
このような運動情報の効率化によって
痛みが取れる現象(現実の施術結果)こそ、
効率化がもたらす動作(動くこと)への
アンチエイジングの可能性を表す証拠
そのものだと私は考えています。
しかも、
痛みに関していえば、
長期間、鎮痛効果は持続します。
これは、
脳の記憶という機能は、
意識に関してだけの機能では無く、
無意識で行われるテーマへの作業内容
という要素にも発揮されていることを
意味していると考えられます。
また、
私の1度の施術や動作修正アドバイスの後、
それ以降、施術を受けていない場合でも
痛みが自然に取れるという現象も
珍しいことではありません。
これらの現象は、
一度決定された、脳の情報処理の行程や
その結果として導かれた達成手段や評価
(動き形や痛みの感覚など)は、自動的に、
より良く整備されていく傾向がある
ということを現してると考えられます。
この現象は、
意識に関係無く進んでいく
無意識下で行われている調整の結果です。
無意識下の調整というよりは、
意識よりも、はるかに
自分の生命の維持を優先させた
脳の判断というべきかも知れません。
話が長くなりましたが、
このような脳の特徴は、
内蔵の働きや皮膚の状態に関わる
生命活動テーマ(課題)にも現されています。
ですから、
身体のどのような活動にも転用できる
と考えられます。
本当に効果のあるアンチエイジングとは、
自分がアンチエイジングを望むテーマ
(生命活動の種類)を決め、
選んだテーマに関わる
身体の器官や組織が行う働きを知り、
その効率性を図るということだと思います。
例えば、
胃腸の働きを良くするのであれば、
どのようにすれば、
消化吸収効率が良くなるのかを
食事方法で考えるとか、
痩せたいのであれば、
どうすることが脳の栄養源に対する
情報処理と判断を
痩せる方向に向かわせられるのか
といった具合に考えるということです。
今後、皆さんの御要望が有るようでしたら、
それぞれの私が考えた方法を
ここに書いて行こうと思います。
お望みのアンチエイジングテーマが
ございましたら、
お問い合わせよりお知らせください。
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