ストレッチで筋肉を伸ばす理由や意義

体育の時間や運動前に自分で行うストレッチや柔軟体操。

 

また、痛みへの施術として用いられる他者によるストレッチ様の行為。

 

これらの筋肉を伸ばす行為は、何ゆえに行われているのか?

 

この疑問に『筋肉の伸びを良くするため』『筋肉を柔らかくするため』

といった答が一般的ですが、そもそも、ストレッチという筋肉を伸ばす行為は、

筋肉を柔らかくすることや伸びを良くすること以上に大切な要素を持っています。

筋肉を伸ばすと起こる生命反応

筋肉を伸ばすと伸ばされた筋肉は、運動している時の様な活動状態になります。

筋肉の活動

筋肉の活動=筋収縮は、意識で起こすことが出来るだけでなく、

意識とは関係なく起こる機能も人体には備わってもいます。

 

この意識とは関係なく起こる筋肉の活動は、

最も単純な条件としては、筋肉を伸ばすだけで発生します。

 

この筋肉の伸びに対する反応は、脊髄を仲介して行うことができる

無意識下の最も基礎的な神経と筋肉による運動連関です。

筋肉を伸ばすことの意義

脊髄を介した基礎的な運動連関(伸張性反射)は、

あらゆる運動シーンで基礎的な反応の一つの要素となっています。

 

例えば、足を地面につけると足首が上に向かって曲がりますが、

その時、ふくらはぎの筋肉が伸ばされ、

伸びによる筋肉の活動が起こることで体重を支えるための筋力を

素早く導くことを助けています。

 

わずかな神経数と脊髄の仲介起こる伸びによる筋肉の活動は、

関わる神経の数が少ないので、最も速く身体に加わる力学的条件に対応出来ます。

 

ただし、筋肉の活動様式が単純であるため、

実際の動作や姿勢維持必要な筋肉としての対応の全てまかなうことはできません。

 

そこで、筋肉の伸びに対する反応状態やその時の関節への力学的条件、

平衡感覚、視覚、運動目的などを脳が計算して運動全体を造り上げています。

 

実は、一般的なストレッチ行為では、

身体に加わる力への脊髄を介した筋肉の初期反応が

運動状況でスムーズに成り立たせるための訓練となっています。

ストレッチ行為への誤った解釈とそれによる弊害

ストレッチ行為で導くことができる筋肉の初期反応は、

ストレッチ行為が強すぎるとその力の方向に逆らわないために

その筋力量が少なくなるような反応様式を持ち合わせています。

 

これはこれで、急激で強い引っ張り力から筋肉を守るために必要な機能ですが

この現象で起こる筋肉伸びを良い効果と誤解すると、つまり、

筋肉の伸びが良くなった、柔らかくなったと解釈すると

それを求めすぎてしまうことが多くあります。

 

伸び極端に求め過ぎると結果的に、筋肉を傷めたり、

関節への負担が大きくなったり、また、脳が伸ばす行為自体に危険性を感じるようになります。

 

筋肉を伸ばし筋肉の活動を促す行為も脳がに取っては運動そのものです。

 

運動に対して脳が危険性感じた時に起こる運動感覚が痛みという感覚です。

 

ですから、極端なストレッチ行為は、痛みの原因にもなります。

 

ましてや、運動中に必要な筋肉適度な伸びは、

脳が運動環境を総合的に観察、分析して導いている伸び状態ですから

ストレッチという単純な伸び率の向上とは全く違うといっても過言では有りません。

 

そのような単純な伸び追究が精密な脳の運動管理をおかしくしたり、

ストレッチ行為による力学的負担が筋肉の収縮活動で受け止められないような環境で

関節に加われば、関節組織自体の破損に繋がりかねません。

 

この状況を脳がとらえるだけでも関節痛の原因としては十分過ぎる要素となります。

 

ストレッチで意図的に行えることと行えないこと知り、

利用することが、ストレッチで効果を最大に利用する秘訣であり、

良いことをしているつもりで健康を害してしまうことを防ぐコツです。

 

良いことをしているつもりで返って健康を害してしまうことは、

そんなに珍しいことではありません。

 

その理由は、身体機能が詳細に解ってきたのは、

ごく最近のことであり、未熟な知識の上に成り立った方法論が

健康や医療分野では、まだまだ少なくはないからです。

 

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