立った姿勢で腰が痛む理由と改善方法

立った姿勢と腰痛とバランス

人は、立っていることが不思議なほど
全体に対して支持面の小さな物体です。

しかも各所に関節という可動場所があります。

このような人という不安定な物体が
立っていられる理由は、筋肉と神経による
バランス修正があるからです。

常に倒れそうな状態にある人体は、
倒れそうな方と逆側にある筋肉が
筋力を発揮して倒れないように
引っ張っています。

立った姿勢においては、殆どの場合、
前に倒れそうな体重配分になっています。

従って、腰や背中、脚裏の筋肉が、
その筋力を発揮して、
身体が前に倒れないように引っ張っています。

この筋肉による引っ張り力は、
倒れ防止の力としてだけではなく、
関節への圧迫力としても作用します。

関節に長時間圧迫力が
いつも以上に加わり続けると、
その関節で炎症が起きたり、
痛みが出ることがあります。

腰部では、上半身の前傾の曲げ角度が
大きくなりやすく、
それを受けた筋肉も強く筋力を発揮する
機会が多くなります。

この腰部の筋力は、腰の関節(腰椎)
への圧迫力となっていますので、
長く続く立った姿勢では、
腰痛を感じやすくなるのです。

腰痛を感じる人と感じない人の違い

同じ仕事条件や作業環境であっても、
腰痛を起こす、起こさないの個人差があります。

その理由は、沢山ありますので
全てを書ききれません。

ですから、影響の大きな
立った姿勢での腰痛の要因を上げてみます。

個人差

年齢による体力差や
仕事条件への慣れ不慣れ、
など、痛みが出るか出ないかには、
個人的能力差の影響があります。

また、体力や回復力などの肉体的能力差
以外にも、痛みという感覚を
感じやすい人と感じにくい人がおられます。

同じ人が同じ仕事をしても、
その時の気分によっても
痛みの出る出ないに差があることもあります。

姿勢の差

同じ仕事条件であっても、
立った姿勢が少し違うだけで
腰痛になるかならないかが違ってきます。

なぜなら、
僅かな姿勢の違いであっても、
腰痛と関連性の高い
身体の前後バランスに
大きな影響を与えるからです。

抱える病態の差

いくら姿勢を工夫しても、
また、以前は、腰痛など感じなかったのに
今は立つと腰が痛むという状態の人は多いと思います。

立った姿勢の継続で起こる腰痛は、
前後の身体バランスの影響による
腰部周辺の筋肉の増えた筋力量が原因となります。

しかし、その増えた筋力量を
より大きく痛みに反映させる要因があります。

と同時に筋力量の増大も起きやすく、
より強く起こりやすい要因でもあります。

その要因とは、腰椎の変形や椎間板ヘルニア、
脊柱管狭窄症といった、
いわゆる持病というものです。

腰椎に何らかの病態があれば、
炎症や不必要な筋力量の増大が起きやすく、
腰痛も感じ易くなる傾向があります。

立った姿勢での腰痛の緩和方法

立った姿勢での腰痛を誘発する要因は、
工夫できる事と出来ない事あります。

その中でも、最も手軽な方法は、
姿勢を工夫することです。

立った姿勢を工夫する

前方向に倒れるような体重配分を
変えるのに最も簡単な工夫は、
脚を前後に開いて立つことです。

後ろに引いた脚で、
前方向に倒れる力を打ち消すことで、
腰周辺の筋肉への負担が少なくなります。

また、少し難しいですが、
作業台の側面に片方の膝を着けたり、
お腹と作業台の間に
バスタオルを厚めに畳んで入れる
などの姿勢工夫も効果的です。

時間的配慮

立ち姿勢での腰痛は、
立った姿勢が長くなるほど
出やすく、痛み方も強くなる傾向があります。

長く立つと痛むのであれば、
痛む前に座るなどして休息する。

できれば、
立った姿勢に限らず、
同じ姿勢の継続時間は、
15分程度にすることが
好ましいとお考えください。

例え座る事が出来なくても、
少し姿勢を変えるだけでも
腰痛対策としては有効です。

作業台の変更

もし、辛い立ち姿勢が、
作業台のある仕事である場合、
前傾姿勢の角度を減らすために
作業台の高さを上げるなどの工夫も効果的です。

姿勢や仕事条件を工夫するだけで
腰痛の緩和が図れることも少なくはありません。

ですが、持病を腰部に持っておられれば、
その持病への対応も必要です。

病態を改善させる

もし、辛い立ち姿勢の原因として、
腰部周辺に病態(持病)があれば、
それを改善させることも大切です。

椎間板ヘルニアや
脊柱管狭窄症などの病態あれば、
いくら姿勢を工夫しても痛みは緩和されにくいでしょう。

それぞれの病態に合わせた
医療手段を選び、
適切な治療を受けましょう。

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