按摩地獄!”揉み返し”の嘘と按摩、マッサージ、指圧の危険性、
今回は、業界の裏用語、
按摩地獄についてお話します。
按摩、マッサージ、指圧
の気持ち良さの理由と罠
細胞を破壊する行為である
指圧、按摩、マッサージが、
なぜ、
“気持ち良い”と感じるようになるのか?
この感覚の変化は、
接触刺激への評価の変化(錯覚)と
肩凝り感などの不快感覚からの脱却
から来るものだと考えられます。
そうであれば、
指圧や按摩、マッサージのような
身体に加える物理的刺激は、
医療行為として利用できると考えられます。
ところが、
実際には、症状の改善という面から
按摩やマッサージの施術経過(改善効果)を
長期的に観察すれば、
殆ど無い、または、悪化している
ことが珍しくはありません。
人の感覚の曖昧さと
按摩、指圧、マッサージの刺激
人の感覚は、案外いい加減な面があります。
味覚で例を挙げれば、
数種類の味を同時に感じると
それらの味覚情報が
脳の中で詳細に処理しきれなかった場合、
総合的に自分に好ましい味であれば
甘みが強調されて感じるようです。
ですから、
本来、侵害刺激(身体を害する刺激)
であるはずの按摩や指圧、マッサージ
などの圧力(圧刺激)も、
圧力という強い刺激で
不快感を上塗り出来たとき、
それが、例え一時的であったとしても、
人の脳は、そのような経験を
感覚に反映させて
不快感が消える刺激=快、
もしくは、適度な圧力(錯覚)
と感じるようになるのです。
唐辛子を例に挙げた
痛み感覚への捕らえ方の変化
按摩やマッサージの圧刺激への錯覚は、
唐辛子の辛さを味覚と感じるのと似ています。
唐辛子の辛味の素は、カプサイシンという
痛みを伝える神経への刺激物質です。
カプサイシンは、
痛みに関わりの深い神経を刺激します。
つまり、
唐辛子の辛さは味覚では無く、
痛覚=痛みなのです。
人にとって痛覚は、不快感です。
であるにも関わらず、
味覚の一種と感じてしまう(錯覚する)と、
人によっては不快感では無くなり、
好みの味と認識するようにすらなります。
圧力が与える害と
圧力に対する感覚の変化
圧力による侵害刺激(身体を傷付ける刺激)も
圧力を加えられた時の身体の変化によっては、
不快感では無くなっていくことが
多々見受けられます。
圧力が一定範囲の量を超えれば、
組織は破損し出血します。
いわゆる内出血です。
見た目には確認できなくても、
指圧やマッサージ、按摩を受ければ、
必ず組織破損と内出血は起こっています。
これらの組織破損は、炎症を招きます。
炎症は、本格的に起こると
血液循環を悪くしますが、
軽い炎症であれば、その起こり始めは、
破損場所に血液を呼び込む作用があります。
この時、一時的であっても
普段、血行不良を起こしている場所に
血液が流れ込む感覚を得ることで
不快感が快となることがあります。
強い圧刺激に対しての錯覚が起こります。
揉み返しという表現のウソと
按摩、マッサージ、指圧によるダメージ
按摩、マッサージ、指圧による炎症が
本格的になった場合、
圧刺激による組織破損切っ掛けに
刺激場所に集まった血液は、
組織が破壊されて起こる炎症の影響を受け、
やがて、腫れやむくみの原因となります。
腫れやむくみは、
血管や組織を圧迫し、
血流や組織液の流れを悪くします。
その結果、
炎症に伴う痛み物質が
局部に溜まる事になります。
これが、翌日の”モミ返し”です。
因みに、翌日の怠さや痛みに対しての
『好転反応です』という説明は、
施術者側の言い訳です。
要するに、単なる打撲の後遺症なのです。
全身的に緩やかに起こっているので、
多くの場合、怠さですんでいるのです。
按摩、マッサージ、指圧
の後遺症と按摩地獄
困った事に、
按摩、マッサージ、指圧などによって、
微細であっても筋肉線維を
頻繁に破損し続けると
その破損場所が再生するときに、
正常な筋線維では無い結合組織という組織が
接着剤の如く筋肉の中に
取り入れられていきます。
こうなると、
日常的に筋肉の中の液体の流れが
悪くなります。
結果的に疲労しやすい筋肉を造り、
日々、不快感を募らせていきます。
そうなれば、
不快感に弱い人という生物の脳は、
不快感の解消を強く求めるようになります。
しかも、
その手段の多くを快楽に頼る傾向が
人間には強くあります。
まるで麻○中毒の如く。
そのような時、
経験を基に、不快感を一時的に上塗りする
強い侵害刺激を脳が強く求めることは、
珍しいことではありません。
そして、
そのような刺激に対して人の脳は、
刺激の実質性とは異なる快楽と感じる
ようになっていくのです。
結果として、
指圧やマッサージ、按摩を
定期的に受ける事を望むようになります。
また、快楽に対しては、
それが例え実質性の無い、
偽りの快であっても、
もっと大きな快を得ようとする
のも人の脳の特徴です。
したがって、
回数を重ねるごとに、
より強い刺激を求めるようになります。
強い侵害刺激は、
大きな組織破損へと繋がります。
大きな組織破損を受けた筋肉は、
多くの結合組織を取り入れて
繊維化していきます。
そうなれば当然、
按摩やマッサージ、指圧を受けるための
通院間隔は、どんどん短くなっていきます。
マッサージや按摩、指圧を業とする者は、
儲かります。
それを受ける方は、、、
按摩地獄、恐いことですね。
残念ながら、この国殆ど手技療法が、
この類いです。
御立派な理屈を掲げて、
按摩やマッサージ、指圧とは違う
と言いながら、
結局、ゴリゴリ揉んでいる所も
少なく有りません。
カイロプラクティック、整体と銘打って、
ゴリゴリ揉んでいる所も有ります。
身体を壊さないように
正しい知識を身につけてくださいね。
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