幼児の内股歩きに気づいたら、、、

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お父さん、お母さん、お子さんの歩き方を気をつけて見てあげてください。

幼児期の歩き始めたばかりの時は、歩き方が悪いと膝や膝下の骨、足首に大きな負担をかけてしまうことがあります。

幼児の内股歩きが引き起こすかも知れない症状

幼児に希に観られる内股歩き(爪先が内に入る歩き方)は、脛骨(膝下のスネの骨)に歪みを作ったり、膝の痛みや関節軟骨の壊死(離断性骨軟骨炎)を招くことがあります。

それが例え、内股歩きの始まりが病気によるものでは無かったとしてもです。

幼児期の歩き始めの時の内股歩きがもたらす影響

歩き始めの時の足先は、通常、外側を向いています。

ところが、希に足先を内に向けた歩き方をされるお子さんがおられます。

そういったお子さんの全てとまでは言いませんが、内股方向に歩く足の動きが原因でO脚変形を起こしたり、膝の関節軟骨を傷付けたりして、常在する膝の痛みを訴える子供さんがおられます。

幼児期の内股歩きがもたらす影響への私の考え

私の治療経験から言わせて頂くと、内股歩きの脚の形状から、本来掛かる方向と違った方向の力が、膝の関節や脛骨(膝下の骨)に加わることが原因で膝痛みや変形が起こります。

内股歩きをされているお子さんの多くは、成長伴う歩き方の上達と共に自然に治るのかも知れません。

ただ、全てのお子さんがそうなるのではなく、成長過程で歩き方の自然矯正が出来なかった場合、膝の軟骨や半月板を傷つけたり、脛骨の変形を起こしてしまうと考えられます。

膝や脛骨に障害をもたらす理由は、内股で歩く時に掛かる力の方向に膝の関節や脛骨が上手く対応出来ていない(優位な向きを向いていない)ためだと考えられます。

私の施術経験からの感想としては、発見と対応が早いほど(幼いほど)経過は良好であるのように思えます。

私が施術させて頂いたお子さんの中には、脛骨の湾曲変形のために、幼児には耐えられないほどの大きさのコルセットを装着する指示が医師より出ていた例がありました。

また、その子供さんの担当医師の意見としては、それでも湾曲変形が直らなければ手術ということでした。

この子供さんに関しては、私の手技療法を数ヶ月受けて頂く事で、コルセットを装着すること無く手術も回避出来ました。

本当に良かったです。

その時の施術過程で得た知識として、湾曲変形の力学的な原因となった、歩く方向と脚の向きの不一致を作りだしていたのは、股関節の動きの不具合であることが解りました。

その他の類似の症例も、股関節の動きが非常に狭く、特に水平方向の回旋が極端な硬さ(制限)を示していました。

歩くという動作の始まりの動きは、股関節の屈曲(太ももを持ち上げる動き)なのですが、実は、この動きも屈曲だけでは無く、太ももの水平方向の回旋や骨盤の動きを伴ってこそ正しい方向の動きとなります。

この動きの協調性が幼児の歩き始めに上手く行かないことがあるようです。

その結果、歩行動作が乱れ、膝や脛骨に障害をもたらすというのが正しい病理だと考えています。

この考えの根拠は、歩行動作の指導や股関節の動きを是正する施術で症状の改善効果が診られたところに有ります。

また、私が経験した内股歩きによる膝関節への障害を示す全ての症例は、独特の歩き方をされていたのです。

その歩き方の原因が、明らかに股関節の動きの不良によると観てとれるとこも私の病理解析の根拠となっています。

今回のような症状は、20数年間の私の施術経験の中では、比較的少ない症例数ですが、それでも、今回、ここに書かせて頂いた理由は、放置すれば、子供さんの将来に渡って重篤な膝関節の障害となる症状だからです。

また、多くの医療機関では、患部観察しか行われていないため、解決の機会を逃してしまう恐れが多い症状でもあるからです。

幼児期の歩行は、よく観察してあげてください。

本当に初期ならば、比較的簡単に改善出来るかも知れません。

私も2児の父親として、子供の将来を気にかける立場です。

ご相談頂ければプロとしての技術と知識で、親身になった対応をさせて頂けると思います。

また、御両親が知識と回復の為の知識を習得していただく機会も設けております。

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